【にしたん社長の人生相談 お悩みクリニック】モテオジは“相手の感情を動かす習慣”から

 にしたんクリニックなどを展開するエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長があなたの悩みに答えます。

 【相談】 はじめまして。40過ぎの男です。ときどき西村さんのTikTokを見ています。西村さんは容貌はいわゆる「イケメン」タイプではなさそうですが(失礼ですみません)、でも、十代のころから今に至るもモテそうな気がします。そこで相談というのは「モテるにはどうすればいいのか」ということです。わたしはつらいことに、モテたためしがありません。彼女は20年くらいいないです。女性に嫌われる感じではないようですが(職場の女性は普通に接してくれます)、彼女ができません。マッチングアプリも試したところ、3回目くらいでスルーされます。ケチなわけでもなく、体臭や体型にも気をつけています。収入や身長も平均程度はあります。ただ会話がだんだん弾まなくなる感じはします。人としての魅力に難点があるのでしょうか。

 【回答】 ご相談ありがとうございます。率直で核心を突いたテーマだと思います。「モテる」ということは、外見や条件だけで決まるものではなく、人としての空気感や関係の築き方が大きく影響します。

 まず、「モテ」の本質は“相手の感情をプラスに動かす力”にあります。見た目や収入は入口にすぎず、長く関係が続くかどうかは「一緒にいて気持ちが上がる」「安心できる」といった感情を引き出せるかで決まります。条件が揃っていても会話が弾まない場合、相手にとって感情が動く瞬間が少ない可能性があります。

 次に、会話は“情報交換”ではなく“感情共有”に変えることが重要です。「どこに住んでいるんですか?」と聞くだけで終わらせず、「その場所に住んでいてどう感じますか?」と感情や背景を引き出す質問をすることで、会話は温度を帯びます。情報だけのやり取りはすぐに尽きますが、感情やストーリーには広がりがあります。

 また、リアクションは“相手軸”で行うことが大切です。相手の話を自分の話に置き換えるのではなく、まずは相手の感情に寄り添った反応を返す。「それ、どう感じたのですか?」と問いかけることで、相手はもっと話したくなります。

 加えて、モテる人は必ず“無理をしない清潔感”と“安心感”を兼ね備えています。見た目を整えることはもちろん大事ですが、相手が自然体でいられる雰囲気づくりが恋愛の入口では非常に重要です。過度なアピールより、相手がリラックスできる空気を意識してください。

 そして、人間関係は短期戦ではなく長期戦で考えることが必要です。マッチングアプリで数回で終わる場合は、短期決戦型から「関係を育てる型」に切り替えましょう。焦らず、相手に知ってもらう時間を楽しむ姿勢が、最終的に魅力として伝わります。

 結論として、モテは条件ではなく“相手の感情を動かす習慣”から生まれます。感情を引き出す質問、相手軸のリアクション、安心感を意識して日々のコミュニケーションを積み重ねれば、必ず変化は出ます。焦らず、自分の在り方を磨いていくことが、最も確実な近道です。

 ◇西村 誠司(にしむら・せいじ) 1970年生まれ、愛知県出身。「イモトのWiFi」「にしたんクリニック」などを展開するエクスコムグローバル株式会社代表取締役社長。名古屋市立大学を卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。2年で退職して25歳で起業、現在年商333億円に成長。TikTokフォロワー数7万5000人。

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