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元ボートレーサー鎌田義さん二刀流で奮闘 レーサー予備校&養護施設で夢サポート

予備校の校長、養護施設の手伝いと二刀流で頑張る鎌田義さん
現役時代と変わらないスリムな体型の鎌田義さん
予備校の校長、養護施設の手伝いと二刀流で頑張る鎌田義さん
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 “カマギー”の愛称で人気者だった元ボートレーサーの鎌田義さん(44)は現在“二刀流”で頑張っている。一つは神戸、大阪、高松市内にある「カマギーボートレースアカデミー」の校長として、もう一つは神戸市内の児童養護施設を手伝っている。

 現役時代と変わらないスリムな体形。「レーサーの時は(減量で)おなかがすいていることが普通の状態だったので、今もその感覚がありますね。気がついたら一日中、ご飯を食べてなかったとか。まあ、忙しいのもありますけど」と笑った。

 G1優勝1回、SGでも優出するなど、長く第一線で活躍したが、ケガのため、2017年6月1日に20年間の現役生活にピリオドを打った。「2015年くらいから首のヘルニアが悪化。レーサーとして大きな支障はなかったが、選手生命の終わりは近いかなと感じた」。今後について周囲とも相談。引退を発表してから1カ月後、「育ててもらった業界に恩返しもしたいし、選択肢の一つだった」という、ボートレーサー養成所合格を目指す予備校を開校した。

 準備はしていた。時間があるときには、不動産屋を回って物件探し。名誉講師として、以前から交流のあったボクシングの元WBC世界スーパーバンダム級王者・西岡利晃氏を招き、学科の講師やトレーナーも募集して、自ら面談して決めた。

 児童養護施設の手伝いも、考えていたことだった。実家は淡路島で児童養護施設・淡路学園を運営。「いつか福祉の世界でも役に立てたらと思っていた。資格は持っていないので、手伝いをするだけなんですけど」と照れくさそうに話した。

 「学校からSGレーサーが誕生してくれたら、うれしいですね。でも、ボートレーサーになるのは難しい。なれなかったとしても、社会人として通用する人間になってほしい。そのためにも、いろいろと教えてあげたい。養護施設の子は複雑な家庭や恵まれない子が多いけど、自分の経験も踏まえて、少しでも光を当てることができたら」。引退して1年半-。若者や子供が夢に向かうためのサポートをしていく。(デイリースポーツ・中江 寿)

 ◆鎌田 義(かまた・ただし)1974年5月10日、兵庫県出身。ボートレーサーとして1997年5月23日に尼崎ボートでデビュー。2013年の大村周年でG1初制覇。SG制覇はないが、12年ボートレースダービー(福岡)、14年ボートレースクラシック(尼崎)で優出。通算優勝は63回。獲得賞金額は6億1332万8053円。現役時代は“カマギー”の愛称で親しまれた。17年6月1日で引退。現在は神戸、大阪、高松にある、ボートレーサー養成所を受験するための予備校「カマギーボートレースアカデミー」の校長を務め、神戸市内で児童養護施設の手伝いもしている。

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