歯相占いってナニ? 運気の入り口、歯を治すと恋愛運や婚期もアップする 歯科芸人が解説

 新しい年の初め、開業歯科医で吉本興業所属の”パンヂー陳”こと、陳明裕さんが「歯」にまつわるウンチクを語ってくれました。「歯相」なる占いがあり、歯を治せば運気や婚期がアップし、お通じも良くなるとか。しばし、お付き合いください。(聞き手・山本智行)

--陳さん、こんな話って、ありますか?正月早々、友人から連絡があり、いきなり「出た、出たんですよ」というんですよ。実はね…。

陳明裕(以下、陳):またまた、この前の僕のお化けの話に対抗して。また今回も出た話、するんですか?ほんま頭の中、小学生なんですから。

--何を言うてはるんですか、人の話はよく聞いてください。その友人が「歯を治したら、なぜかお通じが良くなった」というんです。なので歯科医芸人に聞いてみよう、と思ったわけです。

陳:あ、そっちの出たですか、それやったらあり得ないとは言い切れないですよ。

--何か歯切れが悪くないですか。そんな、身体の入り口治したら出口がスムーズになるなんてことあるんですか?

陳:はい、風水でも、玄関に黄色いもん置いたらウンキが増えるように、歯を治すとウンチの量が増えます。

--ええっ!なんか味噌もクソも一緒にしたような例え、やめてくださいよ。

陳:そもそもウンチの量は人間の消化酵素で分解されない食品中の成分、すなわち植物繊維の量で決まります。さらに植物繊維はウンチの量を増やすだけでなく、大腸を通過する際に刺激することで便通を促す作用もあります。

--はー?分かったような分からんような。歯を治して便秘が治ったのと、それがどう結びつくんですか?

陳:もう、山本さんは脳みその方も、あっちと一緒に出しちゃったんじゃないですか?いいですか、歯が悪いとどうしても好みが比較的柔らかめの食品に偏りがちになっちゃうので、野菜などの植物繊維を含む食物の摂取量が減る傾向にあります。そのため、植物繊維通過時の刺激もウンチの量も減り便秘がちになると言われてます。

--お正月早々、汚いウンチクを垂れるのはそれくらいにしてください。

陳:山本さんが聞いたから説明してるのに…。じゃあ、お正月らしくここで今年の運勢を占いましょうか?

--芸人で歯医者さんやのに占いまでしはるんですか?そんなん、どこで覚えはったんですか?

陳:僕は男子高校だったので、文化祭で女の子の手を触るために占いを勉強しました。

--よこしまな動機でんな。

陳:じゃ、歯を見せて下さい。

--えっ、手相やないんですか?

陳:山本さんの手は触りたくないので、手相じゃなく歯相で占います。

--はー?歯相ってあるんですか?聞いたことないですよ。

陳:はい。例えば、山本さんのように歯が全体的によごれて汚い方は、薄情で不誠実な性格で信用できない、その時の気分で態度が変わり、嘘をついたりすることが多い相とされています。

--半分当たってるような気もするけど、そこまで言われると腹立つなー。それは僕をけなそうと思って、後付けで言うてはるだけでしょう。

陳:実は歯相とは昔からある人相学の一部です。占いは人々の経験と統計の積み重ねなんで、僕を怒らんといて下さいよ。確かに歯をちゃんと磨かずに汚いままにしていらっしゃるということは、他の生活面でもいい加減に過ごしていらっしゃる場合も多いことから、そう言われているんじゃないでしょうか?

手相も変わることがありますが、歯の場合は日ごろの手入れや、治療で簡単に変えられますから。僕は「歯を治せば歯相も変わる 運気、婚期、便器!」と思ってます。

--何ですかそれ?「心が変われば運命が変わる」みたいじゃないですか。

陳:歯を治せば、歯相も当然変わりますから運気も婚期も便器も変わるということです。便器は先ほどの歯を治せば、お通じが良くなるということから“キ”で韻を踏むため用いました。

--どや顔をされても困りますよ。ラップやないんですから何も無理して韻を踏む必要はない、と思いますけど。便器はさっきの説明で分かりました。しかし、歯を治せば運気や婚期まで良くなりますか?

陳:じゃ、実例をご紹介します。僕は以前、正中離開といって上顎の前歯と前歯の間が開いていたんです。この相はその隙間から金運が逃げていくといわれているんですが、その隙間をマウスピース矯正で治したとたんに、たった1枚買った年末ジャンボ宝くじが当たりました。ま、3000円ですけど…。

--ホンマ、けち臭い話やな、そっちの方が引っかかって、歯相占いの話が入って来ません。それに映画「ターミネーター」などで有名な俳優でカリフォルニア州知事も務めはったアーノルド・シュワルツェネッガーさんは、確か上の前歯に隙間がありますけど、間違いなくお金持ちですよ。

陳:何にでも例外はありまして、昔から当たるも八卦、当たらぬも八卦というように占いとはそういうもんです。人相学的には歯や口は「運気の通る入口」ですので、他にも乱杭歯といって歯並びがガタガタに乱れている人は、家族運や愛情運も乱れやすいとも言われています。

--それも実例ってありますか?

陳:はい。僕は芸人の傍ら、矯正歯科医をしていますが、乱れた歯並びを治し終えたら歯相が変わって結婚したって事例はしょっちゅうあります。

--そりゃ、結婚適齢期の方が矯正歯科にかかってる割合が多いだけでしょう!お爺さんお婆さんは、あんまり矯正しませんもんね。ウエディング写真の撮影もありますから、歯に矯正装置が付いている間に結婚式を上げたくないでしょう。当然、歯並びを治し終えてから結婚しますよ。何の不思議もないです。

陳:おっしゃる通りなんです。口元のコンプレックスをお持ちの方が、歯並びを治すと、性格も明るくなる方も多いですし、恋愛運が向上するんじゃなくって、ご自身が変わるので、周りとの関係性が変わるんだと思います。おしゃべりする時や笑う時に手で口を覆っていた方が、笑顔を見せるようになるだけでも人に与える印象は随分変わりますから。

--陳先生、ありがとうございます。今年はオーラルケア、デンタルケアに力を入れ、笑顔、笑顔で運気を呼び込みます。

(まいどなニュース特約・山本 智行)

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