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医学で説明できない不思議な治癒の例がある…解明できれば患者さんの“希望”に

 「町医者の独り言=50=」

 世の中には科学、理屈で説明できないことがたくさんあります。科学は目覚ましいスピードと発達していますが、いまだに世の中の事象のかなり多くのことが解明できていないようです。そのことは医学に関しても当てはめることができます。

 様々な病気の原因が解明されていますが、治療法がまったく確立していない病気もまだたくさんあります。

 脳卒中の麻痺(まひ)や神経損傷後の麻痺に対してリハビリなどが懸命に行われていますが、決して芳しい状況ではありません。また、筋萎縮性側索硬化症などの神経疾患なども対症療法のみが行われているのが現状です。原因不明の腰痛、膝痛などでも多くの患者さんが苦しんでおられます。手術などで完治する患者さんは一部で、手術後も多くの患者さんがリハビリに通院しながら薬を飲んで日常生活を過ごしておられます。

 こういった現代医学では対処ができない患者さんに対して、私と懇意にさせていただいている宇城憲治先生は「気」という技術を使って治療を施しておられます。頚髄損傷をして首から下が動かない患者さんが、現在は歩行が可能となり、それ以外に以前はなかった能力が開発されています。脳梗塞の患者さんで半身不全麻痺の麻痺側が動くようになったり、他にも腰痛で長年悩んでいた患者さんが短時間で治癒したりなど現代医学では説明ができないことを、私は目の当たりしています。

 この「気」という技術が科学的、医学的に解明することができれば、多くの患者さんの希望となることは間違いないのですが…。

 日本は2025年には、3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という高齢化社会になり、多くの問題に直面することになります。現在は国民皆保険制度という素晴らしい制度で、すべての人が平等に医療を受けることができていますが、この素晴らしい制度がいつまで続くのか。医学が進歩、高度化していく中で、このまま高齢化だけが進むと、国の財源は減少する一方なのでしょうか。現在の国の収入、支出、借金を考えるとそんな不安もよぎります。

 ◆筆者プロフィール 谷光利昭(たにみつ・としあき)たにみつ内科院長。93年大阪医科大卒、外科医として三井記念病院、栃木県立がんセンターなどで勤務。06年に兵庫県伊丹市で「たにみつ内科」を開院。地域のホームドクターとして奮闘中。

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