金谷拓実 ファインダー越しに感じた“大物の片りん”

1番、スタート前に同組の石川遼(左)とグータッチをかわす金谷拓実。22歳とは思えない風格が漂う=6日、東京よみうりCC(撮影・開出牧)
1番、同組の石川遼(左)の前で早くも風格を感じさせる金谷拓実=6日、東京よみうりCC(撮影・開出牧)
ゴルフ日本シリーズJTカップ最終日、5アンダー単独5位と健闘した金谷拓実=6日、東京よみうりCC(撮影・開出牧)
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 風格がある。ゴルフ日本シリーズJTカップ(東京よみうりCC)に出場し、5アンダー単独5位と健闘した男子ゴルフ界の新星・金谷拓実(22)=東北福祉大=である。

 最終日の6日、3アンダー6位タイの石川遼と同組でラウンド。スタート前の1番ティーグラウンドで、おしゃれなゴルフウエアを着こなしオーラを漂わせる石川に、物おじせず堂々とグータッチをかわした。

 礼儀正しく帽子を取りつつ、自信に満ちた表情で右の拳を突き出す姿は、すでに何年もプロゴルファーとして活躍しているかのような雰囲気である。

 10月2日にプロ転向したばかりだ。輝かしいアマチュアキャリアの持ち主で、先月のダンロップフェニックスでプロ初優勝したことは大きな自信になっただろうが、弱冠22歳とは思えない風格が漂っている。

 今大会はショットの調子が悪かったようだが、我慢強いゴルフで優勝争いに名乗りを上げた。4日間を通じてファインダー越しに感じたのは、大舞台で名だたるプロと戦える、“大物の片りん”だ。(デイリースポーツ・開出牧)

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