広島・松山が積んだ地道な努力…打球に反応“エアキャッチ”
背番号55が帰ってきた。開幕までの長い調整期間中、体調不良で2軍での調整が続いていた広島・松山だが、6月26日に1軍昇格を果たすと、翌27日に「5番・一塁」でスタメン出場。いきなり4試合連続安打を放つなど、その存在をアピールしている。カープ打線に頼もしいピースが加わった。
梅雨時期の不順な天候のため、室内で行われていた練習では、独特なトレーニングをしていた。ネットの真後ろに立ち、コーチが放つ強めの打球を“エアキャッチ”。タイミングを合わせ、体を機敏に反応させた。
鍛えられた動体視力と感覚。150キロ以上の速球も簡単に弾き返してしまうプロの技術は、こうした地道な努力の積み重ねで培われているだろう。(写真と文 デイリースポーツ・立川洋一郎)