小芝風花の“ギャップ”はどこから…

14日に行われた主演舞台「夕陽伝」公開稽古で迫真の演技を見せる小芝風花=東京・新宿村スタジオWest(撮影・開出牧)
14日に行われた主演舞台「夕陽伝」公開稽古で迫真の演技を見せる小芝風花=東京・新宿村スタジオWest(撮影・開出牧)
14日に行われた主演舞台「夕陽伝」公開稽古を終え、清々しい笑顔を見せる小芝風花。左は瀬戸康史=東京・新宿村スタジオWest(撮影・開出牧)
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 あどけなさが残る18歳の笑顔からは、想像できない演技だった。

 14日、都内のスタジオで主演舞台「夕陽伝」公開稽古を行った女優・小芝風花(18)を取材したが、男優相手に見せた迫真の演技に、驚かされた。

 瀬戸康史(27)ら若手男優の激しい立ち回りのシーンが多い中で、彼女の演技は見劣りしなかった。蹴ったり殴ったりという暴力的なシーンを、長い黒髪を振り乱して演じる姿は、まるで別人だ。

 彼女を初めて見たのは今春のインタビュー取材だった。天真爛漫な笑顔と清楚な雰囲気が印象的だった。過去の先入観があるため、余計にギャップを感じたのかもしれない。

 それにしてもこのギャップ、どこから来るのか。彼女は小学校3年から中学2年までフィギュアスケートを習っており、西日本小中学生大会で8位に入賞した実力者だ。氷上で磨かれた演技力と集中力。幼少期から培われたオンとオフが、ギャップを生んでいるにちがいない。

 公開稽古を終え、囲み会見に出てきた彼女は、再び天真爛漫な笑顔を見せた。それはまるでキス&クライで笑顔を見せるフィギュアスケートの選手ようだ。演じるという点では、氷上も舞台も同じ。銀盤から舞台へ、楽しみな女優だ。

(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)

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