【野球】なぜ?広島・高12戦連続0封の好調の理由とは 13日の巨人戦で延長十回1死満塁ダルベック&坂本斬り マウンド度胸も十分

好調を維持する高
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 広島の高太一投手(24)がリリーフとしての立場を確立しつつある。開幕2軍スタートだったが、4月8日に1軍昇格を果たすと、初登板から12試合連続無失点を継続中。直近は試合の勝敗を左右する終盤の重要な局面でも起用され始めた。頼もしさを増す大卒3年目左腕。その好調の要因と、リリーフとしての理想像とは-。

 修羅場をくぐり抜け、また一つ経験値は積み上がった。福井で行われた13日の巨人戦。最終的に延長十二回に悪夢の逆転サヨナラ負けを喫したが、ファンをくぎ付けにした攻防は1-1の延長十回にもあった。

 この回から5番手としてマウンドに上がった高は、モンテロの失策と2四球で1死満塁のピンチを招いた。迎えた4番・ダルベックにはフルカウントから遊ゴロを打たせて本塁封殺。もうボール球は投げられない状況から見せた魂の投球だった。次打者の代打・坂本はカウント2-2から最後は内角直球で空振り三振に斬った。強気の中に歴戦投手のような落ち着きも漂わせ、無失点でバトンをつないだ。

 新井監督も「随所に良いプレーがたくさんあった」と振り返った死闘。指揮官の言う「良いプレー」には高の投球も含まれているだろう。

 昨季はプロ初勝利を挙げるなど3勝をマーク。今年は先発ローテ候補としてスタートを切ったが、開幕は2軍スタートとなった。中継ぎ要員として4月8日に1軍昇格。阪神・近本への死球というアクシデントもあったが、無失点登板を積み重ねるごとに首脳陣からの信頼をつかんでいった。10日・ヤクルト戦(マツダ)を皮切りに僅差でリードする七回を託されることが増えてきた。

 本人に好調のワケを聞けば「真っすぐの質、出力が去年より格段に上がっている」と返ってくる。昨季は先発していたことを考慮しなければならないが、直球の平均球速は昨年が143・8キロで今年はここまで147・5キロ。オフにウエートトレーニングを毎日欠かさず取り入れたこともあって力強さを手に入れた。

 現役時代にリリーフとして活躍した石井弘寿1軍投手コーチは「マウンド度胸がすごくある投手。腹をくくって投げられるし、持っている球自体もすごく力強い」と左腕を評価。能力に加え、精神面でもリリーフとしての適性を見いだしている。

 「漫画でも主人公はあまり好きにならないタイプで、陰で支えるキャラの方が好きになるタイプ。勝った時に目立つのは先発かもしれないけど、その裏での立役者、仕事人みたいなところで中継ぎにやりがいを感じている」と高。理想は「あ、今日投げてたの?」というくらいの存在感だ。試合では懸命に腕を振りながらも黒子に徹し、チーム内での存在感を高めていく。(デイリースポーツ・畠山賢大)

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