【野球】「東北の強さを出し切れたら、関われたら」 東日本大震災から15年、楽天・三木監督が誓う強い思い

 東北地方が甚大な被害を受けた2011年の東日本大震災から、15年目の「3・11」を迎えた。楽天・三木肇監督(48)は19年から指導者として東北を拠点とするチームに携わってきた。感じたのは復興へ進む東北の強さ。そして、風化させてはいけない記憶。静岡で日本ハム戦を迎えたこの日、震災への思いを語った。

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 静岡・草薙球場で11日に開催された楽天-日本ハム戦では、半旗が掲げられ、試合前には黙とうが行われた。東日本大震災から15年が過ぎた。三木監督は言葉を選ぶようにゆっくりと話した。

 「野球を通じて、東北の力になれるのかっていう部分は、すごく大きな私たちの役割というか使命だと思います。東北を代表するプロのチームとして、これからも少しでも皆さんの力になれるように、頑張っていきたいと、取り組んでいきたいと思います」

 15年前。日本ハムの2軍内野守備走塁コーチを務めていた。3月11日は当時横須賀市長浦町にあった横浜(現DeNA)の2軍施設で教育リーグが行われていた。試合後のミーティングの最中に震災は起きた。

 「自分は(上宮)高校の時に阪神大震災を大阪で少し体験していたので、震災の怖さっていうのは自分なりにいろいろありまして、心配というか、ちょっと複雑な思いになった記憶があります」と当時を振り返った。

 19年に楽天の2軍監督に就任。東北が自身の拠点となって8年目を迎えた。試合で各地を回った。被災地の人々と触れ合い、多くの言葉を重ねてきた。「僕たちが野球で何か力になれることが…と思って行っているんですけど、逆に現地の皆さんの思いとか、姿を見てるとエネルギーと言いますか、東北の強さを感じる部分が多くて。我々もそういうことを感じさせてもらった」と言う。

 死者、行方不明者は2万2000人以上。原発事故のあった福島県内にはいまだに帰還困難区域もある。

 「15年たってもあの時の思いっていうのは風化させずに、これからもしっかり向き合って、東北の強さっていう部分をみんなで持ちながら、まだまだ大変なこともあるかと思うんですけど、しっかり前に進んでいくべく東北の強さを出し切れたらな、そこに関われたらな、と思います」。東北の強さを-。3・11に誓う強い思いがある。(デイリースポーツ・鈴木 創太)

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