【野球】なぜ日本ハム球団初の女性通訳に? 佐久間しんじゅさん 今春立大卒業予定、バンクーバーに語学留学で磨き

 取材現場の裏側を描く新企画「スポットライトの裏側」。今回は日本ハムで球団史上初めて誕生する女性通訳に注目。スポーツ界の通訳を志したきっかけや抱負を聞いた。

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 日本ハムの新人合同自主トレが行われている千葉県鎌ケ谷市の球団施設に、1人の女性の姿があった。佐久間しんじゅさん(22)。今春立大を卒業予定で、今季から日本ハムの通訳として採用された。

 女性の通訳は球団史上初。日本球界でも例を見ない。佐久間さんは「貴重な機会をいただけたことに感謝していますし、女性の1人目として選んでいただいたからには期待に応えられるように地道に努力をして積み上げていきたいなと思います」と目を輝かせた。

 日本ハムでは今季、6人の新外国人選手を獲得。球団史上最多の8人体制で臨む。同時に通訳も募集。多くの外国人選手に対し、増員という形で対応することになった。採用されたのが佐久間さんだった。

 佐久間さんが英語を学ぶきっかけになったのは小学校6年の時。当時のピアノの先生が英語の先生も兼ねており、「英語の授業も1年間無料で受けていいよ」と誘われた。「どんどんのめり込んでいきました」とすぐに魅了された。

 成田国際高、立大と進んだが「英語の勉強ができるようなコースに行きました」。立大3年秋にカナダ・バンクーバーに1年間語学留学。帰国後は立大の留学生寮に住み込みで働き、英語のスキルを生かして留学生の生活を支援した。

 スポーツ界に進むきっかけとなったのは、留学後にバドミントンの国際大会・ジャパンオープンで働いたことだった。通訳として選手のアテンド役などを務める仕事。その際にバレーボールなどスポーツ界で通訳として働く人との出会いがあった。「スポーツで通訳する魅力を教えてくださった」と話し、「私の中ではその方を目標に(日本ハムで)最初の一歩を踏み出せていけたらなと思っています」と言う。

 野球などスポーツ界は通常の通訳よりも専門性が求められる。「留学生の友人もいるので、野球をやる友達にも協力してもらいながら新しく覚えている段階です」と絶賛特訓中。いずれはヒーローインタビューに選手と共に立つことも。「今の段階ではまだ準備不足だなと思うので、自信を持ってできるようになったら全力でお受けできたらと思います」。大型補強を進めた球団を支える力となる。(デイリースポーツ・鈴木創太)

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