【野球】東北勢の強さの理由 史上初・夏の甲子園8強に3校 連覇に挑む仙台育英・須江監督が明かす

 第105回全国高校野球選手権記念大会は、19日に準々決勝4試合が行われる。今大会は東北勢3校が初めて8強に残った。史上7校目の夏連覇を狙う仙台育英(宮城)は花巻東(岩手)との東北対決に挑む。

 「宮城の皆さん、東北の皆さん、おめでとうございます」と優勝インタビューに答えた昨夏から1年。須江航監督(40)は18日の割り当て練習で、東北勢の快進撃について見解を明かした。「東北代表のどのチームもベスト8に入ってもおかしくないと思っていた。春季東北大会決勝で八戸学院光星さんに敗れた時も、東北勢は全国ベスト8の力があると話したと思います。どの地区の代表と比べてもレベルが高いと思った」と振り返った。

 昨年優勝したことで、この1年間は全国の招待試合や練習試合に招かれた。各所でさまざまなチームと試合を重ねた結果「九州・沖縄、関西、関東にも行ったが、東北のチームも実力は遜色ない」と感じたという。東北の全チームについて「仙台育英でも優勝できるのだからうちもできる、という意識が芽生えたのではないか」と分析。

 「東北勢のチームと試合をした時も『絶対に勝ってやろう』という気迫で当たってくるチームが本当に増えた。こうなればいいなと感じていたことが実現しているのでうれしい」と仙台育英を身近なライバルとして意識し、甲子園常連校だけでなく各チームがレベルアップしていることを歓迎した。

 駒大苫小牧が04、05年に夏の甲子園を連覇し、06年夏は決勝引き分け再試合で準優勝。光星学院(現八戸学院光星)が11、12年に3季連続準優勝。約20年のうちに「北国はハンディーがある」と言われることも少なくなり、上位進出するチームが増えた。花巻東出身のメジャーリーガー、ブルージェイズ・菊池雄星やエンゼルス・大谷翔平の活躍も、東北地方の球児たちの夢を現実にしている。

 東北勢にとっての新時代となった今大会。実力校が激突する準々決勝のカードは以下の通りだ。

沖縄尚学-慶応(神奈川)

土浦日大(茨城)-八戸学院光星(青森)

神村学園(鹿児島)-おかやま山陽(岡山)

仙台育英(宮城)-花巻東(岩手)

 (デイリースポーツ・中野裕美子)

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