【野球】阪神・湯浅 シチュエーションで曲を使い分ける背景には侍投手のある助言が影響!?

 阪神は3月27日に今季の選手登場曲を公式サイトで発表。昨季までの大きな違いは打席やシチュエーションごとに曲を変更している選手が多いことだ。

 例えば、4番を張る大山は1打席目、あいみょん「空の青さを知る人よ」、2打席目、GReeeeN「every」、3打席目、AK-69 「START IT AGAIN」、4打席目、GReeeeN「ビリーヴ」、5打席目以降、Def Tech「Bolero」と毎打席、曲を変えている。

 ユニークな選手もいた。それは大卒2年目右腕の岡留は通常登板時はORANGE RANGE「チャンピオーネ」を採用しているが、青柳登板時でリレーを継いだ場合のみなかやまきんに君&Spring Cosplayer Hikari「お願いマッスル(カバー)」を選曲だ。

 タイトルにも記している湯浅についてもふれたい。勝ちパターンでの登板時はベリーグッドマン「オドリバ★ジャポニカ」、勝ちパターン以外の登板時(ビハインド、同点なども指す)はNovelbright「ラストシーン」を採用する。

 勝ちパターンの曲は3月31日の開幕戦、DeNA戦で、Novelbrightの楽曲は4月1日の同戦登板時に初公開された。シチュエーションごとに登場曲を変更している理由を、開幕前に明かしてくれた。

 「今年から声出しがOKになったじゃないですか?ファンの人たちとの一体感を出したいなと思って、ファンのみなさんに一緒に歌ってもらえるようにベリーグッドマンさんの曲にさせてもらって、歌詞にも“アツアツ”という言葉を入れてもらっています。ただ、WBC期間中、松井裕樹さんに『シチュエーションごとに登場曲を変えたりしているよ』というアドバイスをもらって、勝ちパターン以外では『Novelbright』の歌にしました。去年の登場曲とかも歌詞の世界観がいいなと思って、『Novelbright』さんの登場曲にしていました」

 技術の意見交換だけでなく、ふとした会話からも気づきを得たWBC期間だったようだ。こだわりの詰まった2つの登場曲。心地良い楽曲を背に、本拠地のマウンドに上がる湯浅の快投が何度でも見たい。(デイリースポーツ・関谷文哉)

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