【野球】2年目迎えた阪神・中川勇斗 秋山から助言受けた捕手の所作 「今年につなげたい」

 今季こそ1軍で活躍を-。阪神・中川勇斗捕手(19)は高卒1年目の昨季、1軍出場こそなかったが、学びの多い一年を過ごした。2年目の飛躍へ、その経験を生かすべく、奮闘中だ。

 昨季ウエスタンで50試合に出場したが、特に糧になったのは1軍経験豊富な秋山とバッテリーを組めたことだった。「本当にいろいろ勉強させてもらって、いい経験になった」。

 その中で実感したのが投手に伝える「ジェスチャーの大切さ」。「2ストライクでフォークのサインだったら本当に低く」など、状況に応じた細かなアドバイスも受けた。「今年につなげていきたい」とオフは昨季の試合の映像を見て復習中。さらに配球や打者の観察力も課題に挙げ、それらも映像で分析している。

 昨季は3本塁打を含む26安打で打率・295と結果を残したが、「上半身の力を使ってしまって、いい打球や送球につながらなかった」と下半身の力を使う大切さを実感。現在はスクワットやチューブトレーニングで下半身強化を重点的に取り組み、安定した打球や送球を目指している。

 そこに力強さも加えるため、増量計画も敢行中だ。「シーズン中は71、72キロにまでなってしまった時もあった」といい、食トレに着手。間食ではおにぎりを、毎晩寝る前には白米500グラムほどのお茶漬けを食べ、一日5食で現在は76キロまで増量に成功した。筋肉量も増やしつつ、目指すのは自身初の80キロだ。

 今季は「開幕1軍」、そして「1軍の舞台での活躍」を目標に掲げている。キャンプは2軍スタートとなったが「岡田監督にバッティングでも守備でもアピールできるように頑張っていきたい」と意気込みは十分だ。2年目のブレークへ、がむしゃらに突き進んでいく。(山村菜々子)

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