【野球】山本昌氏らレジェンドが潜在能力を絶賛した161キロ右腕・斎藤 北の大地で飛躍を

阪神・斎藤友貴哉
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 今季まで4年間、阪神でプレーした斎藤友貴哉投手(27)と身体能力抜群だった江越大賀外野手(29)が日本ハムにトレード移籍することが18日に発表された。17日まで斎藤はみやざきフェニックス・リーグに参戦しており、私も取材をしていただけに、驚きを隠せなかった。

 直近の15日。日本独立リーグ選抜戦(SOKKEN)登板時は、自己最速の161キロをマークするなど、威力のある直球を投げ込んでいた。本人は「数字もそうですが、(球速で)出せるものは出しつつそこだけじゃない部分もある。直球は自分の武器。もっと精度含めて高めて行けたらなと思います」と意気込みを口にしていた。

 球界の先輩たちからの評価も高い選手だった。20年に安芸の2軍キャンプで臨時コーチを務めた元中日の左腕・山本昌氏は「斎藤の力強い球を俺が持っていたら15勝はできるな」と、絶賛していた姿が印象に残っている。

 今年の2月には同じく安芸の2軍キャンプで藤川球児SAも「斎藤は(1軍で)行くと思うよ。この中では今、一番いいね」と評価し、先発としての適性に期待を寄せていた。

 阪神に在籍した4年間は45試合に登板し、1勝2敗、防御率5・01と結果を残すことができず。不完全燃焼だったに違いない。それでも、160キロ超で真っスラ気味にミットに突き刺さるストレートは、打者にとっても厄介なボールで最大の特長。新天地で飛躍する可能性は十分にある。

 記者が阪神担当になった19年にルーキーだった選手で思い入れは深い。トレード通達後、本人からも「日ハムで活躍して取材してもらえるように頑張ります!!4年間、ありがとうございました」と連絡をもらった。北の大地で才能を開花させる姿を心待ちにしている。(デイリースポーツ・関谷文哉)

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