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【野球】DeNA・牧には、オレ流・落合以来の二塁手・三冠王に挑戦してほしい

 DeNA・牧秀悟内野手(24)には、オレ流・落合博満以来の二塁手・三冠王という快挙に挑戦してほしい。

 巨人・岡本和真(25)が29日の日本ハム戦(札幌ドーム)で本塁打王レースのトップタイとなる15号ソロを放った。史上178人目となる通算150号の1発でトップを走るヤクルト・村上宗隆(22)に並び、打点もトップの村上にあと2と肉薄する41まで数字を伸ばした。

 ここ2、3年は本塁打、打点部門の争いは、岡本、村上のマッチレースの感が強い。だが、打率部門では話が別だ。今季、交流戦2カードを終えた時点で、村上の打率は・274、岡本にいたっては・228しかない。首位打者を加えた三冠王となるには、セ・リーグを代表するこの2人のバッターでもハードルが高い。

 そう考えると、今季プレーしている中で、打者の最大の勲章・三冠王に一番近い選手は牧だろう。牧は29日の試合終了時点で、打率・324はセ・リーグでトップ。本塁打は13本、打点も37と両部門でタイトルを狙える位置に着けている。NPBで過去、三冠王に輝いたのは王貞治の2回、落合の3回、ランディ・バースの2回を含めて延べ11回、7人しかいない、捕手だった故野村克也氏を除いては一塁手や外野手、指名打者などある程度、打撃にウエートを置いたポジションでの獲得が多い。

 その中で守備にも大きな負担がかかる二塁手として、3つのタイトルを総なめにしたのが1982年の落合だった。落合は打率・325、32本塁打、99打点で29歳という史上最年少で三冠王になった。その後の2度はいずれも一塁手での授賞である。牧がもし三冠王となれば史上最年少記録を更新し、落合以来となる二塁手三冠王、しかも令和初というオマケまで付くことになる。

 カギを握るのは交流戦での打撃だろう。牧の交流戦6試合の成績は3本塁打こそ記録しているが、いずれもソロのため3打点しか挙げていない。安打数も1試合1本ペースのため・261とリーグ戦の・336を大きく下回っている。特に西武の投手陣には苦しめられ、安打はわずか2本。打率・200しか残せなかった。だが、新人1年目の昨季で打率・314を残した実績もあり、安打を打つ技術には定評がある。今後、大きなスランプに陥るとは想像できない。

 今年1月27日に新型コロナウイルスに感染。キャンプは2軍スタートとなった。シーズンに入ってから再び陽性判定を受けて、NPBの特例2022の適用選手として登録を抹消されたこともあったが、それを乗り越えてプレーしている。

 現在、三浦DeNAは5位と低迷している。だが、牧がこれまで以上に激しい三冠王レースを繰り広げていけば、チームを浮上に導く、大きなきっかけとなることは間違いない。=敬称略=(デイリースポーツ・今野良彦)

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