【野球】阪神が令和の下克上実現するか 昭和の下克上は14・5差からVの西鉄

 阪神がセ・リーグ今季最多タイの6連勝、9年ぶり東京ドームの巨人戦3連戦3連勝を果たした。開幕から9連敗とどん底を味わったが、現在は首位と9ゲーム差と改善。阪神の最大逆転Vは64年の首位と6・5ゲーム差からだった、とは開幕から何度も目にしたデータだろう。しかし何が起こるか分からない。他球団では、より大差からの逆転優勝記録があるからだ。

▽過去の大差逆転優勝

 58年 西鉄 7月24日時点で首位と11・0差3位から9月28日に首位に立ち、10月2日優勝。

 63年 西鉄 7月10日時点で14・5差の3位から10月8日に首位に立ち、10月20日優勝。

 96年 巨人 7月6日に首位と11・5差4位から8月20日に首位に立ち、10月6日優勝。

 08年 巨人 7月9日時点で首位・阪神と13・0差の3位だったが、9月11日から1分けを挟んで12連勝するなど、同21日に首位に立ち、143試合目で優勝。これが歴代セ・リーグ最大差逆転優勝だ。

 16年 日本ハム 6月24日で11・5差3位から8月25日に首位に立ち、優勝。

 これらを含め、首位と10ゲーム差からの逆転Vは7例ある。

 ▽阪神の過去最大の追い上げは?

 07年6月29日に首位と12・0差の4位から9月8日に首位に立った。この年は最終順位3位で、優勝はしていない。

 ▽甲子園の勝率5割超えた!神宮球場は勝率・667

 今季、分がいいのは神宮球場で2勝1敗、勝率・667。本拠地・甲子園はこれに次ぐ5勝4敗1分の勝率・556。東京ドームも3勝3敗で5割だ。3日からは甲子園でヤクルト戦。ホームの熱い声援を受けて5月反攻へ勢いをつけたい。

 阪神は5月1日まで6連勝中だが、7連勝となると昨年6月8日日本ハム戦(札幌ドーム)~18日巨人戦(甲子園)以来となる。

(2リーグ分立後、ダブルヘッダーを含む。デイリースポーツ記録室)

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