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【野球】阪神・ロハス「メル・ロハスという本来の自分に戻ってきた」昨季の韓国リーグMVPが復調気配

 昨季の韓国リーグMVP男が真価を発揮し始めた。新助っ人のメル・ロハス・ジュニア外野手が6月30日のウエスタン・広島戦(由宇)で来日初の4安打を記録。コンパクトなスイングで直球にも変化球にもアジャストした。

 「最近はずっと調子がいいなというのが正直な感想だよ。すごくいい状態でバットが振れていて、ヘッドが走っているなというのを感じている。こういういい状態をずっと保っていきたいね」

 私は鳴尾浜で行われたロハスの来日初練習を取材した。打撃練習を見た正直な感想は「これで韓国リーグの本塁打王と打点王を取れるのか…」と“期待外れ”に感じた。ティー打撃からキレがなく、フリー打撃でもタイミングが合っていない。コロナ禍で来日が遅れたことを考慮しても、心配だった。

 結局、1軍では来日から21打席連続無安打と球団外国人ワースト記録を更新。調整不足は明らかで、本人も2軍再調整を前向きに捉えていた。来日して2カ月が過ぎた。今はあの頃と別人だ。ティー打撃で球を捉える音が違う。そして、試合では野球を楽しんでいるように感じるのだ。

 「野球が大好きだからね。不調の時もあるけど、そういう時も上を向いて、楽しく野球をすることは忘れないようにしているよ」

 ファームで腐るどころか、人一倍汗を流している。打撃も手応え十分だ。「今はメル・ロハスという本来の自分に戻ってきた感じだね。特別に何かをしたというよりも、自分の感覚を取り戻して、ようやく準備ができたという感じだよ」

 2軍では打率・264で7本塁打、19打点。打率にまだ物足りなさを感じるかもしれないが、ボール球を見極める確率やバットの芯で捉える確率は上がっている。

 1軍ではブンブン振り回していたが、今はコンパクトなスイングを心がけている。「ホームランを打つパワーは十分に持っている。大振りしてしまうと、空振りであったり、打ち損じが増えてくるからね。コンパクトスイングでもフライは上がるし、いい当たりはできる。その辺はパワーがあるから気にしてないよ」

 やっと韓国リーグMVP男に出会えた気がした。外国人枠の関係ですぐに1軍昇格とはならないだろう。ただ、まだシーズンは中盤。今、1軍にいる助っ人が順調にいけばいいが…。不振や故障など何があるかわからない。2軍でも腐らずに、己と向き合い続けるロハス。次に1軍昇格のチャンスが巡ってきた時は、大暴れする予感が漂っている。(デイリースポーツ・今西大翔)

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