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【野球】コメント力もすごいロッテ・佐々木朗 楽しみな初勝利後のヒーローインタビュー

6回、ビシエドを三振に仕留め、ガッツポーズを決めるロッテ・佐々木朗希=3月12日、ZOZOマリン
力投する佐々木朗
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 2年目を迎えたロッテの佐々木朗希投手(19)は、昨年のシーズン直後とは違い現在は、ファームでローテ入りへのトレーニングに励んでいる。今季中の定着を目指し、下地作りに励む日々だ。実は今、昇格後の初勝利のインタビューでどんなコメントを発するのか、記者はひそかに楽しみにしている。

 オープン戦中、2度、実戦登板したが、直に取材にして、佐々木朗のコメント力、発信力に少し驚かされた。プロ初登板を振り返ってみる。12日の中日戦。余力を残しながら、最速153キロの直球を主体に1回を三者凡退に抑えた。取材は現在、新型コロナウイルス感染防止の観点から、大半の球団が少数の記者で話を聞き、コメントを共有する形をとっている。運が良かったのか、抽選で佐々木朗の取材が当たった記者は観衆のいる前で初めて投げた思いと、球速について聞くことができた。

 グラウンドに上がった感想については「マウンドから見た景色にすごく興奮しました」とはっきり言った。すごく興奮、なるほどなと思った。それと、あまり関心はないと聞いていたが、少々しつこく球速についても聞いた。「時間がたつにつれてスピードは出てくると思うけど、出たイコールハッピーではない。抑えることが一番、大事なので」と返ってきた。“抑えたイコールハッピー”。なかなか粋だなと感心。19歳とは思えないコメント力には驚かされた。

 日本ハム担当時代は同じ岩手出身の快速球投手、大谷を取材したが、面白みよりも思ったことを誠実に実直に語る大谷とは少し違う。その後の取材で佐々木朗のコメント力にはそれなりの理由があったことに気づかされた。佐々木朗の報道陣、応対にあたっている梶原広報室長に率直に聞いて見るや「取材後、自分が言ったことがよかったのか、自問自答はしていますね。過去のイチローさんのインタビューを見て勉強したことがあるようです」と明かす。プロ野球選手として、ファンに発信をしなければいけないと、佐々木朗はそれなりの努力はしているのだ。

 過去には99年、西武・松坂がオリックス・イチローを3打数3三振に抑え、お立ち台で語っていたあの名言が記憶に残っている。「イチローさんを抑えて、自信が確信に変わりました」。コメント力のある佐々木朗がZOZOマリンのお立ち台に上がり、その口からどんな名言が出るか、さらなる成長後のコメントが今から楽しみである。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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