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【野球】広島新庄 花田侑樹と秋山恭平、左右のWエースで全国優勝目指す

 第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)に2年連続3回目の出場を決めた広島新庄。注目は右腕の花田侑樹投手(2年)と左腕の秋山恭平投手(2年)のWエースだ。お互いをライバルと認め合い、切磋琢磨(せっさたくま)する二枚看板がチームの中心となり、春夏通じて初となる全国制覇を目指す。

 最速143キロ右腕・花田と、中学時代にU-15日本代表にも選出された左腕・秋山がチームの中心だ。「昨秋から真っすぐを磨こうと思って取り組んできた。レベルアップした姿を見せたい」と花田が腕まくりすれば、秋山も「持ち味である打たせて取る投球が甲子園でできれば」と気持ちを高ぶらせた。

 先に聖地のマウンドを踏んだのは秋山だった。昨夏の甲子園交流試合の天理戦(奈良)に2番手で登板し、3回無失点で勝利に貢献した。一方の花田はベンチ入りはしたものの登板機会はなし。「悔しかった。もう一回甲子園に行ってマウンドに立ちたい」。憧れの舞台への思いを一層強くして、自らを奮い立たせた。

 その後は秋山の状態が上がらなかったこともあり、秋の県大会と中国大会は花田がエースナンバーを背負った。県大会の準決勝と決勝では2試合連続完投し、中国大会でも全4試合に先発。背番号10を付けた秋山も中国大会では3試合に好救援し、意地を見せた。

 互いをライバルと認め、ともに高め合ってきた。「花田がいるおかげで自分も成長できている。背番号1を付けたい」と秋山。花田も「特別な場所に今度は自分が立ちたい」と全く譲る気はない。

 3年生が引退した8月以降、チームは練習試合も含めて無傷の39連勝と勢いに乗る。宇多村聡監督(34)はセンバツへ向けて「花田と秋山の2人が鍵になる。失点を最小限にとどめて1点でも多く取ることができれば。選手が普段通りの力を発揮してくれれば、勝ちにつながっていく」と信頼を寄せる。

 組み合わせ抽選会は23日に行われるが、どこが相手でも負けない自信はある。左右の両輪を擁し、出場校トップクラスと評される投手力を武器に、悲願の全国制覇を狙う。(デイリースポーツ・赤尾慶太)

 ◆花田侑樹(はなだ・ゆうき)2003年6月25日生まれ。北広島町出身。右投げ左打ち。182センチ、75キロ。直球の最速は143キロ。変化球はカーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、フォーク。昨秋の県大会、中国大会は4番を務め、パンチ力も武器。

 ◆秋山恭平(あきやま・きょうへい)2003年5月15日生まれ。福岡県久留米市出身。左投げ左打ち。170センチ、65キロ。中学時代は筑後サザンホークスに所属し、U-15日本代表に選出された。直球の最速は138キロ。変化球はスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップ、ツーシームと多彩。理想の投手は元ソフトバンク、巨人の杉内俊哉。

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