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【スポーツ】日本サッカー強化への新たな発信基地 「夢フィールド」の全ぼうに迫る

 高円宮記念JFA夢フィールド=JFA提供
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 新型コロナウイルス感染症がスポーツ界にも大きな影響をもたらしている2020年、日本サッカーにとって新たな代表強化の拠点が稼働した。千葉県立幕張海浜公園内に新設された「高円宮記念JFA夢フィールド」だ。14年に設立が決まってから6年。総工費が約42億円の新施設が、日本サッカー発展に向けた新たな発信基地となる。

 先日、施設を内覧する機会を得た際には美しい緑のピッチを作る芝生の先が、潮風に揺れる開放感が印象的だった。クラブハウス棟の横にある天然芝のピッチを始め、人工芝やフットサルアリーナも併設されている施設。内部も日本代表のエンブレムがほどこされたロッカールームに、温浴や冷水浴も可能となるバスルームなど設備面も充実している。

 夢フィールドはこの夏から本格稼働をしており、反町康治委員長を始めとする技術委員や、女子委員、審判インストラクターなどが常駐。各世代別代表のテクニカルスタッフも同施設を拠点にしており、森保一監督も常勤者の1人。A代表の指揮官が使用する監督室を始め、多くの部屋からはピッチが望めるつくりとなっている。

 日本協会の田嶋会長は、この施設について「豪華だから良いというものではない。前線基地というより、まずはすべての代表活動の情報発信基地としての機能がある」と説明する。審判や世代別代表、男女代表のスタッフが垣根をこえて指導法や戦術などについてコミュニケーションをとれる「テクニカルスタッフリーム」には、大きな目玉の一つ。同会長は「いろんなカテゴリーの代表スタッフや、女子のスタッフなども話しているのを何度も見た。インテリジェンス機能というか、情報を集約して発信するところになれば」と期待を寄せる。

 日本協会が所有する常設ピッチということで、海外組の選手が一時帰国の際に体を動かすことも可能。羽田、成田の両国際空港からもアクセスが良く、コロナ禍でシーズンが中断していた際には、森保監督と夢フィールドに顔を出していた選手が会談する機会もあったという。

 日本サッカーの強化・発展につながる新たな知見の発信地となってほしい。(デイリースポーツ・松落大樹)

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