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【野球】東大野球部・浜田監督 野球普及への説得力あふれる講義 プロアマ混合野球教室

 グラウンドで子供たちが夢中でボールを追いかける中、スタンドではその保護者たちが熱さの中に軽妙さを交える語り口に耳を傾けていた。声の主は東大野球部の浜田一志監督。6月30日、都内の東大球場で行われたプロアマ混合の野球教室「東大球場スポーツデー」の一コマで、「賢い子供の育て方」をテーマとした講義だった。

 野球部の監督として、野球と脳発達の関係性を力説する。例えばこうだ。

 「背骨を使うと脳が大きくなる。猿は背骨が真っすぐになったことで人間に進化した。そして指を使う。これも道具を使うことによって、猿から人間に進化したことを見れば明らか。まさにスポーツの中で、正しい姿勢で指をたくさん使う野球などは、こういった脳の刺激に向いている」

 講義のために9枚の資料を用意し、その中には脳のMRI画像を挿入。説得力に厚みも持たせた。「私は野球部の監督ですから、野球のことを褒めます」と前置きし「世の中、野球部といえばバカというイメージがどうしてもあるんですが、それは違う。野球人口が20万人いて、賢い人が19万人いますから」とユーモアも交えつつ、科学的観点、教育的観点などで、野球の“良さ”を伝えきった。

 あくまでも主題は野球教室。指導役には東大、明大の野球部員に加え、巨人、ヤクルト、全日本女子野球連盟も協力した。「とにかく野球を普及させていかないと、という思いだけ」と浜田監督。野球人口は減少の一途をたどる。野球教室は全国各地で行われているが、保護者向きの講義付きは珍しく、保護者の1人は「子供には野球を本格的にやらせてみたいと思いました」とうなずいていた。

 最高学府の東大らしい野球普及へのアプローチだった。

(デイリースポーツ・野畑圭司)

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