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【野球】さらばレアード、日本を愛した日本ハムの“すしボーイ”

すしポーズを披露するレアード
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 平凡な助っ人から年々、株を上げ優良助っ人となった日本ハム・レアード。球団とは12月以降も交渉を続けてきたが、条件面で折り合いがつかずに退団が決まった。野球ファンに定着した「すしポーズ」は見られなくなるのは残念だが、日本に必死に溶け込もうとした姿は今でも忘れられない。

 15年、メジャーでデビュー初打席満塁本塁打を放っている通算65発助っ人のジェレミー・ハーミッダ外野手とともに入団したレアード。記者は開幕前、メジャーリーガーのハーミッダがどれほど本塁打を打つのかばかり考えていたが、シーズン終わってみれば、34発のレアードが契約を延長し、ハーミッダは活躍できず、1年で退団となる。自分の目を疑ったものだ。

 実績に乏しい助っ人がここまで活躍できるに至ったのは、チームや日本の文化に溶け込もうとしたことが大きい。1年目の15年は7月下旬まで打率1割台。ずっと使い続けた栗山監督の粘り強さもあるが、実はレアード、打てない時も試合後に監督室に足を進め、出場を直談判していたのだ。4の0、5の0と心が折れそうになっても監督室に行っては「明日こそ打つから使ってくれ!」と何度も直訴していた思い出話を栗山監督は明かしてくれた。そんな思いが通じたのか、試合に出続けたレアードは後半戦本塁打を量産するまでになった。

 チームに溶け込もうとする姿勢はすしポーズにも表れる。今でこそ、認知された「すしポーズ」。入団当初から決めポーズを思考錯誤していたのを思いだす。当初「何か喜ばれるパフォーマンスはないかな」と話していたこともある。焼き鳥を焼く「焼き鳥ポーズ」や大田泰示のクセでもある「前髪かき上げるポーズ」を一時期、披露していたが、定着せず。残念がっていた。パフォーマンスでも盛り上げて、野球以外で気を引こうとする姿勢こそが、後々の「すしボーイ」に定着するに至った過程となった。

 15年から3年連続30本塁打を放ち、在籍4年で通算131本塁打。本塁打後「スシダイスキ」と連呼していたレアード。もう一つ連呼していたのが、東京ドームでの試合のたびに「東京ドームダイスキ」とも言っていた。4年間で東京ドームでの本塁打は40試合で19本塁打。去就は未定の助っ人。来季は本塁打王を獲った16年ほどの活躍は未知数だが、東京ドーム好きなのだから、東京ドームを本拠地にする球団に入れば、活躍するのではと思うこともある。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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