【野球】プロ野球各球団の大幅昇給率選手 過去には1000%超も

 巨人・岡本和真内野手が、球団史上最高の567%アップとなる6800万増の年俸8000万円でサインした。岡本の年俸は1200万円だった。そこで、これまでの主な大幅昇給を手にした選手を見ていく。(敬称略、金額は推定、球団は当時)

 まず選手と昇給率を見ると

 福盛和男(楽天)=1036%

 イチロー(オリックス)=900%

 平井正史(オリックス)=809%

 中村紀洋(中日)=733%

 青木宣親(ヤクルト)=580%

 岡本和真(巨人)=567%

 福盛は年俸440万円から4560万増となる5000万円へ。09年12月の契約更改で大幅昇給を手にした。この年6月に大リーグ・レンジャーズから楽天に復帰。支配下登録選手の最低保障年俸440万円だった。成績は35試合で7勝1敗10セーブ4ホールド、防御率2・18。

 イチローは94年オフの契約更改で年俸800万円から8000万円に。この年は210安打を放ちNPB初となるシーズン200安打達成。首位打者、最多安打、最高出塁率のタイトルを獲得した。

 平井はプロ2年目の95年に53試合で15勝5敗27セーブ、防御率2・32。新人王&最多セーブ&最高勝率のタイトルに輝きチームのリーグ優勝にも大きく貢献した。この年の更改で年俸660万円から6000万円に跳ね上がった。

 中村は中日1年目だった07年オフに年俸600万円から5000万円で一発更改。オリックスを自由契約となり、中日にはテスト生、育成を経て支配下。130試合で打率・293、20本塁打、79打点。チームの日本一に貢献するだけでなく、日本シリーズMVPにも輝いた。なお、現時点で中村の733%がセ・リーグトップとなっている。

 青木はプロ2年目だった05年に首位打者&最多安打のタイトル。144試合で打率・344、3本塁打、28打点。年俸は1000万円から6800万円となった。

 巨人では岡本の567%が出るまで、條辺剛の456%アップが球団最高だった。條辺は01年に登板46試合で7勝8敗6セーブ、防御率4・02。この年のオフの更改で年俸540万円から3000万円となっている。

 ちなみに他球団での主な大幅昇給率は

 広島・嶋重宣が04年オフに550%増で年俸700万円から4550万円。首位打者などのタイトルを獲得し、背番号「55」にちなんだ数字が並んだ。

 阪神・桑原謙太朗が17年オフに463%アップとなる年俸800万円から4500万円。43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いた。

 横浜(現DeNA)・金城龍彦が00年オフ、449%アップの年俸710万円から3900万円。

 西武・松坂大輔が99年オフ、438%増となる年俸1300万円から7000万円。

 ソフトバンク・石川柊太が17年オフに500%アップとなる年俸500万円から3000万円。

 日本ハム・吉川光夫が12年オフに536%アップとなる年俸1100万円から7000万円。

 ロッテ・西野勇士が13年オフに500%増となる年俸440万円から2640万円となっている。

(デイリースポーツ・記録係)

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