【野球】巨人、首脳陣大改革で目指す日本一奪回 原監督に指導者育成も期待

 原辰徳監督が4年ぶりの再々登板となり、5年ぶりのV奪回を目指す巨人。周りを固めるコーチ陣の顔ぶれも、ガラリと変わった。今季の1軍コーチで残ったのは吉村打撃総合コーチのみ。近年にはなかった大幅な内閣改造で、5年ぶりのリーグV、7年ぶりの日本一奪回を目指すこととなった。

 “フレッシュ”な人材の登用が目立つ。1軍では元木打撃兼内野守備コーチ、宮本投手総合コーチ、鈴木外野守備走塁コーチ、相川バッテリーコーチが初のコーチ就任。水野投手コーチは01年以来の復帰。ファームでは今季限りで現役を引退した杉内投手コーチ、村田打撃コーチら6人が初めての指導者としての一歩を踏み出す。

 原監督は先入観のない新鮮な視点に期待する。「妙な知識がない分、ピュアだと思いますよ」。元木コーチは打撃と内野守備を担当することになるが「幅広く見てもらいたい。色んなものを見させてやってもらう方がいい。全体的に見て、守備も攻撃もというコーチであってほしい。宮本もね。ここは管轄外です、というのはおかしいよ」と役職にとらわれない横断的な組織作りを描いている。

 31日からは秋季キャンプがスタートした。新たなコーチたち選手とともに汗を流す。「自分たちも先輩のコーチング見て、ここはこれは必要かと思っていた」と自らの経験を振り返り「責任はみんなある。大きい小さいじゃない」と力を込めた。経験豊富な指揮官は、選手だけでなく、指導者育成にも目を向けている。(デイリースポーツ・野畑圭司)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

オピニオンD最新ニュース

もっとみる

    ランキング

    主要ニュース

    リアルタイムランキング

    写真

    話題の写真ランキング

    注目トピックス