【野球】西武10年ぶりV 同じ191本塁打の鷹との差

 西武が10年ぶり22度目のリーグ優勝を飾った。山川、浅村、中村、秋山の“和製20発カルテット”を中心に9月30日時点で球団最多となる771得点。リーグ2位・ソフトバンクの641得点、セ・リーグ王者・広島の713得点と比べると、やはり破壊力が際立つ。終盤に今季最長12連勝も記録した西武の強さを見る。(成績は9月30日現在)

 やはり圧倒的な得点力が特徴的だ。現時点での本塁打数はソフトバンクと同じ191本。ただし、チーム得点には130点の開きがある。打点別本塁打を見てみると、以下のようになる。

 【西武】満塁=8本、3ラン=28本、2ラン=54本、ソロ=101本

 【ソフトバンク】満塁=3本、3ラン=16本、2ラン=69本、ソロ=103本

 西武のチーム防御率はリーグワーストでパ6球団唯一の4点台となる4・27。それを打線がカバーする形で白星を重ねてきた。

 得点別試合数を振り返ると、ここまで138試合で5得点以上した試合が86試合。7得点以上した試合が59試合、10得点以上でも18試合を数える。ちなみにソフトバンクは5得点以上が67試合、10得点以上が12試合だった。

 また西武の盗塁数も12球団トップとなる128。リーグ2位はロッテで119盗塁だった。逆転勝利数は39勝で、セ王者・広島の40勝とほぼ同数となっている。

 チームのイニング別成績を見ると、6回によく得点する傾向がある。イニング別打点は、6回が最も多い109打点。次いで7回の98打点。打順の巡りの関係も影響しているが、4番・山川が最も本塁打を放ったイニングも6回で8本塁打となっている。ちなみに山川は、1回から5回までの試合前半と、6回から9回までの後半は同じ23本塁打となっている。

 今季の西武は開幕8連勝発進で快調なスタートを切った。6月30日の楽天戦に敗れ、2位・日本ハムとゲーム差なしまで詰め寄られたが、翌7月1日・楽天戦から5連勝で堅首。シーズン終盤も9月14日の楽天戦から同28日のソフトバンク戦まで12連勝。一度も首位の座から陥落しなかった。(デイリースポーツ・記録係)

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