【野球】阪神・才木、ポストシーズン出場へ奮闘続ける
「第100回全国高校野球選手権記念大会」が21日に幕を閉じ、プロ野球2018年シーズンも終盤戦に差し掛かってきた。セ・リーグは広島が首位を独走し、2位以下は混戦。ポストシーズンに進むためにもこれからが正念場。その中で、阪神・才木浩人投手(19)が奮闘している。
「いまは、1軍で投げる機会をもらえている。そこでしっかり勝てるように、1試合1試合冷静に投げていって、チームに貢献できればいいと思います」
プロ2年目の今季。開幕ローテ入りは逃したものの、2軍でアピールを続け5月に1軍昇格。プロ初先発となった5月20日の中日戦(ナゴヤドーム)では、松坂と投げ合った。結果は5回12安打5失点でプロ初黒星。ただ、投げることに必死になるのではなく、ベンチに戻ってからもマウンドから視線を外さなかった。「投げるテンポがすごくよかった。これが、攻撃のリズムにもつながっていくんだと勉強になりました」とレジェンド右腕から多くの収穫を得ていた。
その甲斐あってか、次戦の5月27日の巨人戦では、6回無失点で初勝利。前回の反省と収穫を生かし、最高の結果を残した。
その後は、先発枠の関係で中継ぎに配置転換。7月に再び先発で起用されたが、3連敗を喫するなど成績を残せず。金本監督から8月22日の中日戦(ナゴヤドーム)をラストチャンスと告げられた。「自分の納得できるような結果を」。背水の覚悟で臨んだ一戦は、自己最長の7回を投げ5安打2失点で4勝目。ローテ死守へ意地を見せた。
練習中に時折浮かべる笑顔などを見るとまだあどけない19歳。しかし、内に秘める芯は人一倍強い。須磨翔風高時代には、3年夏の大会で負けた翌日から後輩に混じり練習。「同級生には『いい加減遊べ』と言われたんですけどね。僕にはプロという目標があったので」と周りに流されることなく自分のやるべきことに没頭した。
残り40試合を切ったレギュラーシーズン。与えられた登板機会に全力を注ぎ、チームに勝利を呼び込むために才木はまっしぐらに突き進む。(デイリースポーツ・井上慎也)
