【野球】巨人外野の開幕スタメン争い 力発揮のベテランで決着へ
開幕まで1週間を切り、キャンプから続いてきた巨人のレギュラー争いも決着の形を迎えつつある。内野では岡本と吉川尚の若手2人が開幕スタメンに手をかけている一方で、外野は左翼・ゲレーロ、中堅・陽岱鋼、右翼・長野の実績十分な3人で落ち着きそうだ。
若手の底上げが近年の課題の中、外野も例外なく競争下に置かれてきた。キャンプ序盤から高橋監督は右翼を陽と長野で競わせ、中堅を“若手枠”として空けた。生きのいいヤングGの台頭を促した一方で、指揮官はもうひとつの狙いを口にしていた。
「当然、実績や、普通で見た力だけで言えば、(左翼の)ゲレーロはほぼ決まり。陽岱鋼と長野に関しては、力はあるし実績もある。ただ、昨年イマイチだったという事実もある。そういったところで、期待はしているけど、絶対的な信頼はしてないよっていうところ。他の若い選手が同じぐらいだったら、若いやつを使うよというね。しっかりしてくださいよ、というところだよね」
選手としての“力”を認めたうえで、2人を特別扱いしなかった。「そこ(陽、長野レベル)まで他の若い選手が結果を出せるか。それとも陽岱鋼と長野が自分本来の力をちゃんと出せるかというところ」。橋本到が故障で出遅れ、重信が今月上旬に2軍降格となるなど、取って代わる選手の台頭こそ見られなかったが、もう一つの狙いは奏功。陽はオープン戦で4割近い打率を残し、長野も23日の楽天戦で松井裕から一発を放つなど、状態は上げてきた。
昨季は故障や不振で、大きく期待を裏切った2人に対し、指揮官は危機感を植え付けた。長い競争を経て迎えた23日の楽天戦。今季初めて指名打者を外し“本番モード”で臨んだ試合で、外野はゲレーロ、陽岱鋼、長野が並んだ。開幕スタメンを巡る外野陣の争い。実績ある選手が、その通りの“力”を発揮し、決着の形を見ることになりそうだ。(デイリースポーツ・野畑圭司)





