【野球】主役は選手でも…甲子園で注目を集める名将たち

 第90回記念選抜高校野球大会が23日に開幕する。大阪桐蔭のドラフト1位候補コンビ・根尾昂内野手&藤原恭大外野手(ともに3年)らスター候補が多数出場しているが、注目ポイントは選手だけではない。個性的な監督が多く出場している。

 優勝候補の大阪桐蔭・西谷浩一監督(48)は、春夏通算6度目の甲子園優勝がかかる。仮に優勝すれば、中村順司氏(元PL学園)に並ぶ史上最多タイの優勝回数となる。

 中村氏は春夏通算16回の甲子園で6度頂点に立っているが、西谷監督は今回で同15回目。1998年11月の就任から異例のペースで優勝を重ねてきた。今回はドラフト候補を多数擁しており、あっさりと記録を達成しても不思議ではない。

 記録では、智弁和歌山・高嶋仁監督(71)も負けていない。春夏通算37度目の甲子園出場は、北野尚文氏(元福井商監督)を抜いて単独トップ。甲子園春夏通算64勝と、夏の38勝は歴代単独1位だ。春26勝は中村順司氏(元PL学園)の31勝に次ぐ2位。今大会で5勝を挙げて優勝すれば、春、夏、春夏通算と全てトップに立つ。

 高嶋監督は大阪桐蔭・西谷監督に「何とかせんとあかん」と常に強烈な対抗心を見せている。ともに勝ち上がって決勝で対戦することになれば、両監督のさい配にも注目だ。

 明徳義塾・馬淵史郎監督(62)はセンバツ初制覇を狙う。監督として歴代5位の春夏通算49勝を誇り、夏は2002年に全国制覇を果たしている。だが、春は2004年の4強が最高成績。昨秋明治神宮大会王者として臨む今大会で悲願達成を狙う。

 夏は2度の全国制覇を果たしている日大三・小倉全由監督(60)もセンバツ優勝経験がない。関東一、日大三で計8度の甲子園に出場して最高成績は、2010年の日大三での準優勝。プロ注目の主将・日置航内野手(3年)を中心とした強力打線で頂点を目指す。

 過去に選手として聖地を沸かせた監督も多数、出場している。駒大苫小牧・佐々木孝介監督(31)は、駒大苫小牧3年時の2004年夏に、主将として北海道勢初の全国制覇に貢献した。現役時代と変わらずスリムで、イケメン監督としても注目を集めている。

 松山聖陵・荷川取(にかどり)秀明監督(36)は、沖縄尚学3年時の1999年夏に、三塁手として沖縄勢として初の全国大会優勝に貢献。沖縄尚学時代の同級生エース・比嘉公也氏は、沖縄尚学の監督として2008年センバツを制しており、同級生には負けられない。

 星稜・林和成監督(42)は、星稜時代に松井秀喜(元巨人など)と三遊間を組んで1992年夏の甲子園へ出場。同校総監督である山下智茂監督の息子・智将部長(36)とともに、上位進出を狙う。

 複数の高校を甲子園へ導いた監督も多い。明秀学園日立・金沢成奉監督(51)は、光星学院(青森)の元監督だった。同校では春夏通算8回の甲子園へ出場し、2012年から明秀学園日立の監督となった。今大会はDeNA・細川成哉の弟、エース・細川拓哉投手(3年)を中心としたバランスがいいチームを作り挙げて、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 富島・浜田登監督(50)は宮崎商の元監督だった。2008年夏に赤川克紀投手(元ヤクルト)を擁し、同校を44年ぶりの甲子園勝利へ導いている。2013年に富島の監督就任。県大会でも結果が出ていなかったチームを強豪へ育て、創部70年目にして春夏通じて初の甲子園出場へ導いている。

 ほかにも元大洋の延岡学園・三浦正行監督(66)や、社会人野球・プリンスホテルで活躍した荒木準也監督(46)ら個性的な監督が多数出場している。節目の大会で頂点に立つのはどの監督か。ベンチでさい配を振るう指揮官にも要注目だ。(デイリースポーツ・西岡 誠)

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