久保建英が号泣「サッカーだけやってきて、こんな悔しいことってない」敗戦重さ痛感

 終了の瞬間、ピッチに頭をつけて悔しがる久保建(撮影・西岡正)
 大迫(右)に慰められるも号泣する久保建(撮影・西岡正)
メキシコに敗れ、ピッチに突っ伏す久保建(右)
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 「東京五輪・サッカー男子・3位決定戦、日本1-3メキシコ」(6日、埼玉スタジアム)

 日本は敗れ4位で大会を終えた。前半にPKと、FKからのヘディングで2点を失い、後半も反撃が及ばなかった。2012年ロンドン大会に続いての4位で、1968年メキシコシティー大会以来、53年ぶりとなるメダル獲得はならなかった。攻撃の中心だった久保建英は、試合直後から号泣し、悔しさをあらわにした。

 試合終了の瞬間、久保はピッチに突っ伏して落胆、号泣した。吉田ら日本の選手、スタッフはもちろん、メキシコの多くの選手からもなぐさめられていた。久保だけではなく、主将の吉田、堂安ら日本イレブンは、落胆の色を隠せなかった。

 NHK Eテレで放送された中継でのインタビューでも、久保は涙をこらえながら言葉を吐き出した。疲労がある中で、奮闘したことについて問われると、「そんなものは何にもならないですし。結果、相手も疲れている中で3点とられて、こっちは1点しかとれなくて、試合が終わって。こんな悔しいことはないし、ちょっと…きついですね」と語った。

 新シーズンへの思いについても、「もう負けたので、次のチャンスが自分にあれば、こんどこそ勝利に貢献できるようにしたいですけど、今日の負けは重いなと思います」。インタビューの最後も、「(このチームでの活動は)めちゃくちゃ楽しかったですけど、結果、手ブラで自分の家に帰ることになりますし、今までサッカーだけやってきて、こんな悔しいことってないし。この気持ちを忘れないようにできればなと思います。ありがとうございました」と声を震わせて答えていた。

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