北口榛花が決勝進出!「大はしゃぎして反省してます」女子やり投げで57年ぶり快挙

女子やり投げ3投目を終えてかわいらしい表情を見せる北口榛花=国立競技場(撮影・堀内翔)
女子やり投げ予選 1投目に62メートル06をマークし、喜ぶ北口榛花=国立競技場
女子やり投げ予選 62メートル06をマークした北口榛花の1投目=国立競技場
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 「東京五輪・陸上女子やり投げ・予選」(3日、国立競技場)

 陸上女子やり投げの北口榛花(23)=JAL=が、1回目に62・06メートルを投げ、決勝進出を決めた。女子やり投げの決勝進出は1964年、佐藤弘子、片山美佐子以来、57年ぶりの快挙となった。

 北口は「練習の最後の投てきから緊張して、手が震えるくらいだったんですが、一投目から62メートルを投げられてホッとして、良かったと思います」と安どの表情。大舞台でも天真らんまんなキャラクターぶりを発揮し、一投目後は好記録に走りながら飛び跳ねて大喜び。「練習は飛ばないので、自分でもまさか飛ぶと思ってなくて。一投目に大はしゃぎして反省しています」と明るく笑った。

 2019年5月に日本新記録を樹立した際に北口は「日本人には無理かと思われるかもしれないけど、世界記録も目指したいし、世界選手権や五輪で金メダルを狙いたい」。オリンピックの舞台で北口は磨き上げた“榛花キャノン”で、美しい放物線を描いた。

 ◆北口榛花(きたぐち・はるか)1998年3月16日、北海道旭川市出身。幼少期から水泳、小、中学生ではバドミントンに打ち込む。旭川東高で陸上に転向し、やり投げを始めると一気に才能が開花。競技開始2カ月で北海道大会で優勝すると、2年時に高校総体優勝。同3年時に出場した15年世界ユース選手権では金メダルを獲得した。やり投げの日本記録保持者。

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