柔道“絶対王者”リネール3連覇ならず、あっけなく準々決勝で敗れる
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「東京五輪・柔道男子100キロ超級・準々決勝」(30日、日本武道館)
五輪2連覇の“絶対王者”テディ・リネール(31)=フランス=が、準々決勝で敗れる波乱があった。世界ランク1位のタメルラン・バシャエフ(ロシア・オリンピック委員会)と対戦し、延長技ありを奪われて優勢負け。五輪3連覇の夢はついえ、敗者復活戦にまわった。
あまりにあっけない絶対王者の幕切れだった。リネールは延長戦で、相手の担ぎ技を耐えると、後ろに引き込みながら捨て身技で返そうとしたが、左手が相手の帯に懸からず、逆に体を浴びせられた。
主審はポイントを宣告しなかったものの、ジュリー(陪審員)の映像確認でバシャエフの技が認められ、「技あり」。ゴールデンスコア方式のため、ここで決着となった。