新井千鶴が決勝進出!16分超の死闘で銀メダル以上確定 執念の寝技で締め落とす

女子70キロ級準決勝 延長でROCのマディナ・タイマゾワを攻める新井千鶴(上)=日本武道館
 準決勝でROC選手(下)を攻める新井千鶴
 準決勝で延長の末、ROCのマディナ・タイマゾワ(下)に勝利した新井千鶴
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 「東京五輪・柔道女子70キロ級・準決勝」(28日、日本武道館)

 新井千鶴(27)=三井住友海上=がマディナ・タイマゾワ(ROC)にゴールデンスコア方式の延長戦の末に勝ち、決勝進出を決めた。16分41秒の死闘となったが、最後は執念の寝技で相手を締め落とし、一本を奪った。

 延長では一時押さえ込みに入ったが、相手が必死に抵抗して4秒で抜け、ポイントならず。一時一本の判定もあったが、ビデオ判定で取り消される場面も。その後、執念でポイントを奪った。

 17、18年の世界女王。初の五輪出場だが、金メダル候補として期待されていた。3回戦ではマリア・ペレス(プエルトリコ)に勝ち、準々決勝ではスコッチマロ(ドイツ)に延長の末に一本勝ちをおさめていた。

 ◆新井千鶴(あらい・ちづる)1993年11月1日生まれ。埼玉県出身。嫌いにしていたウエートトレを取り入れ、パワーアップ。17年、18年の世界女王に輝いた。内股が得意の本格派。

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