【船木和喜氏の視点】二階堂蓮の飛躍は失敗探せないレベル スーパー団体は大きなミスなければ日本が金メダルに近い
「ミラノ・コルティナ五輪・ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ラージヒル・決勝」(14日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)
五輪初出場でノーマルヒル銅メダリストの二階堂蓮(24)=日本ビール=が今大会3つ目のメダルとなる銀メダルを獲得した。
男子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS141メートル)で、二階堂蓮(24)=日本ビール=が140メートル、136・5メートルの合計295・0点で銀メダルを獲得した。個人ノーマルヒル、混合団体の銅に続き、今大会3個目のメダルを手にした。ジャンプの日本勢で1大会3個は、1998年長野五輪で金2銀1の船木和喜以来2人目。前回銀メダルの小林陵侑(29)=チームROY=は6位にとどまった。中村直幹(フライングラボラトリー)は16位。ドメン・プレブツ(スロベニア)が初優勝した。
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男子個人ラージヒルは惜しかった。二階堂は1回目の貯金で逃げ切れるかと思ったが…。2回目も失敗を探そうとしても探せないぐらいのレベルだった。強いて言えば、やや空中で体がよれたが、それも飛距離に影響するほどだったのかは分からない。
着地する雪面に「ここまで飛べば前の選手を抜ける」という目安のラインが示されている。わたしが現役だった頃はなかった。観戦するファンにとってはスリリングでいいサービスだと思うが、空中にいる時にあの緑色の線が目に入るのは嫌だったと思う。最後に飛んだ二階堂は越えるか、越えないかで金メダルかどうかが決まる。力が入ってしまったのかな。
小林陵は2回目の方が滑りが軽く見えた。比較的伸びなかった1回目は雨の影響があったのかもしれない。
スーパー団体は、日本が金メダルに近い。大きなミスをしなければ、二階堂、小林陵がスロベニアの上に来ると思う。今のオーストリアやノルウェーは完璧に飛んでも、勝つほどではないだろう。(長野五輪金メダリスト)
