カーリング日本女子 痛恨の開幕2連敗 3点差追いつくも延長苦杯 4強入り早くも黄信号 小野寺前向く「私たちはここからが強い」吉村も「私がフィニッシュできれば」過去のボーダーは?

 「ミラノ・コルティナ五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本7-10デンマーク」(12日、コルティナ・カーリング五輪競技場)

 カーリング日本代表・フォルティウスは2戦目でデンマークと対戦。延長戦となった激闘に敗れ、痛恨の2連敗スタートとなった。

 初戦で過去3度の金メダルを誇るスウェーデンに4-8で完敗。黒星発進となった日本。同じく初戦でカナダに敗れたデンマークとの一戦に挑んだ。

 吉村の緊張が垣間見える場面があった。第1エンド最初のショット、相手の赤の石を手に持ち、ショット体勢に入ろうとしていた。直前で仲間が気づき、「待って、赤だな、これ」と慌てて自分たちの黄色の石に変更した。その後、相手に重圧をかける形をつくり、1点のスチールに成功した。間違えて相手の石を投げた場合は違反ではなく、自分たちの石と交換となるが、緊張の色が垣間見えた。

 第2エンドにデンマークに2点を許すと、第3エンドには1点スチールを献上。第4エンドも重圧をかけられ、吉村がラストショットを決められず、連続で1点スチールを許した。

 それでも第5エンドに手前の自分たちの石を飛ばして、ハウス内の相手の石をはじき出すラングバックショットを決めて、2点奪って追撃した。第7エンドにも2点を奪うと、第8エンドにスチールに成功し、ついに同点に追いついた。

 第9エンドは不利な先攻で吉村がラストショットを痛恨のミス。しかし、デンマークもドローが長くなり、1点のみ。

 1点差を追って最終エンドに入った。

 最終エンド、相手にプレッシャーをかけられた中、吉村が1点を狙うドローを決めて、同点で延長へ。

 しかし不利な先攻の延長エンドで吉村が最終ショットでヒットアンドロールを決めてNo.1を作り、可能性を残したが、デンマークにはじき出され、無念の2連敗となった。日本は第3戦で世界ランク2位のスイスと対戦する。

 18年平昌大会はロコ・ソラーレが5勝4敗の4位で通過、22年北京大会もロコ・ソラーレが5勝4敗で3チームが並んだ中、DSCの差で準決勝に進出した。ボーダーラインを考えれば、早くも黄信号が灯った。

 試合後、吉村は「前半自分のところでなかなかフィニッシュできず、スチールされたが、後半粘りながら最終エンドもいいスコアで迎えることができた。1試合目より形はできてきている。しっかり2点狙えるチャンスだったのでできることに集中しながら投げてました。少しずつアイスの変化がある中で挽回できるショットができていたので後半いい形ができた。私が最後フィニッシュできれば、複数点とれるエンドが作れている。明後日に向けて調整していきたい。3点ダウンから追いついて、粘り強さもみえてきてる」、小野寺は「苦しい展開だったんですけど、吉村選手のショットも決まって、どうにか接戦に持ち込んでいた。最後は相手がいいショットを決めた。もう私たちはここから強いと思う。明日はオフになる。気持ちをリセットしてスイス戦に臨みたい」と語った。

 ◆1次リーグは、日本を含めた10チームが総当たりで戦う。上位4チームが準決勝に進出。準決勝は1次リーグ1位と4位、2位と3位が対戦。それぞれの勝者が決勝で、敗者が3位決定戦に回る。

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