メダル明暗分けたのはわずか50cm アンカー二階堂がメダル決めるジャンプも衝撃の舞台裏 ゲート巡り混乱「掲示板が・・・かき乱されて失敗した」
「ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体・決勝」(10日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)
日本は丸山希(27)=北野建設=、小林陵侑(29)=チームROY=、高梨沙羅(29)=クラレ=、二階堂蓮(24)=日本ビール=で挑み、合計1034・0点で同種目初のメダルとなる銅メダルを獲得した。4年前の北京五輪でスーツ規程違反の悪夢を経験した高梨にとっては雪辱のメダルとなった。4位のドイツとはわずか1・2点差。距離にして50センチ差だった。
勝負を分けた瞬間があった。3位で迎えた最後の1人。下位から逆転を狙ったオーストリア、ドイツがコーチリクエストでゲートを16から15に下げて勝負に出た。ドイツはノーマルヒル金メダリストのライムンドが会心の102・5メートルを飛び、大幅にポイントを上積んで猛追した。
難しい判断が求められる中で二階堂もコーチリクエストでゲートを下げることになったが、実は混乱が起こっていた。「2本目飛ぶ前にゲート表示の掲示板が16になったり15に戻ったりで、結局どっちで取ればいいんだろうみたいなところでかき乱されちゃって失敗した。気持ちを作れなかった。悔しい」と苦笑いで振り返った。それでも極限の状況の中で101メートルの大ジャンプで表彰台を決めた。
作山憲斗コーチは「ピリピリした試合。メダルに届いてよかった」と安ど。ゲートを下げた決断については「風の状況がよくなって、前の国も下げた。このままであれば得点をもらえると思った。メダルに届いてよかった」と明かした。
