金メダルの木村葵来とは-岡山出身、名前の由来は父の好きなガンダム 運動能力抜群、中学入学まで体操も習う
「ミラノ・コルティナ五輪・スノーボード男子ビッグエア・決勝」(7日、リヴィーニョ・スノーパーク)
木村葵来(21)=ムラサキスポーツ=は大技2本を成功させ、金メダルを獲得した。銀メダルは木俣椋真(23)=ヤマゼン=で、日本勢の歴史的ワンツーとなった。
木村は決勝の1本目で1980(5回転半)を決め、どうだと言わんばかりに両手を広げるポーズ。1回目1位となる89・00の高得点をマークした。2回目は得点を伸ばせず、3位で迎えた勝負の3回目。2つ目の1980を決めて90・50の高得点をたたき出し、木俣を逆転した。
2004年6月30日、岡山市出身。趣味でスノーボードをしていた父の影響で4歳から板に乗り始め、14年ソチ五輪で活躍する国内外のトップライダーをテレビで見て、中学1年から本格的にビッグエアを始めた。「葵来(きら)」の名前は、父が好きなアニメ「機動戦士ガンダムSEED」の主人公のキラ・ヤマトが由来。アムロ・レイではないと報道陣に聞かれると「確かに」と笑いつつ、「でもカッコいい登場人物。僕も気に入っている」と笑顔を浮かべる。
運動能力が高く、幼少期から中学入学までは体操も習っていた。今でも陸上で軽々とバク宙などが可能で、磨いた空間認知能力はスノーボードにも生きている。「空中で今自分がどこにいるのか把握できるし、(飛び出しの)テイクオフでミスってしまっても、うまいこと体で持っていける」。23~24年シーズンはW杯で総合優勝。今季はW杯勝利こそないが、全て10位以内で2位が2度と上位をキープしている。この安定した滑りが木村の持ち味だ。
現在通う中京大はスノーボードに専念するため休学中。その決断が金メダルへとつながった。
