カーリング 進出に驚き「嘘でしょ?」涙の藤沢「スウェーデンのおかげ」4年前に酷似

試合後、吉田夕梨花(左)と抱き合う藤沢五月(撮影・高部洋祐)
試合後、涙を流しながら吉田知那美(手前)と抱き合う藤沢五月(右)=撮影・高部洋祐
第7エンド、ポイントを奪い、感極まり涙する藤沢五月(左から2人目)=撮影・高部洋祐
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 「北京五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本4-8スイス」(17日、国家水泳センター)

 日本はスイスに敗れたが、韓国がスウェーデンに敗れたため、準決勝進出が決まった。しかし、日本チームの選手たちは、スイスに負けた時点で自分達が敗退したと勘違いしており、準決勝進出の知らせを聞いた際は崩れ落ちて喜ぶほど、驚いていた。

 敗戦後のテレビインタビューで、まだ順位が確定していないことを伝えられても、自分たちの敗戦が決まったと思い込んでいた選手たち。あらためて、吉報がとどき「ホント?嘘でしょ?」と泣きながら喜び、崩れ落ちた。

 鈴木はテレビ東京による中継内でのインタビューに「今世紀最大ぐらいのサプライズで驚いているんですけど、本当に終わったと思っていた」と語るほど。敗戦の責任を背負い込んでいたスキップの藤沢は、同じインタビューに、「正直、あまりよく分からないです。ちょっと時間ください…」と目に涙を浮かべたまま話していた。

 この形での準決勝進出は平昌五輪時と酷似している。4年前の1次リーグの最終戦の相手はスイスで、敗れた。しかし、順位を争っていた米国がスウェーデンに敗れたことで、準決勝進出が決まった。

 藤沢からは「チャンスを与えてもらえたのは、なんだろう…スウェーデンのおかげ」、「本当に4年前といっしょ。成長していないなと思ったり」などの声も聞かれた。そのスウェーデンからは、「again!」(まただね!)と取材エリアですれ違いざまに声をかけられたという。

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