ソチ五輪銅メダリストが高梨失格で疑問続々「女子だけ」「強豪国だけ」「個人戦後に」
ソチ五輪ノルディックスキージャンプ団体銅メダリストの竹内拓が13日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。北京の五輪のジャンプ混合団体で高梨沙羅がスーツの規定違反で失格となったことに、数々の疑問を投げかけた。
竹内は、ジャンプでのスーツの規定違反について「失格自体はワールドカップでもよくあることなんですが」と前置きした上で、「今回疑問なのは、(失格が)女子選手だけだし。また強豪国、金メダルが有力視されていた国だけだし。個人戦が行われた後なのに…、といろいろ疑問があって。普通じゃないなと」と指摘した。
ジャンプ前に全選手の股下のサイズを測定し、ジャンプ後に抜き打ちで大きさを測定する。今回の問題で、大きさも事前にチェックすべきという意見があるが、これについては、「あくまで飛び終わった後の体に対して、合っているか、合っていないかのチェックなので。飛んだ後の体と違う可能性があるんですね。数日前だったら体型だって変わってくるし。スーツを(測定後に)細工したりできるかもしれないし」と解説した。
ただ、今回高梨が失格とされたスーツの大きさが結果に影響を与えるかということには首をかしげた。「(スーツが)大きければいいかという問題はあって、別にそうでもなったりするので。ムササビみたいに手の下や股下があるのは距離に直結するんですけど。今回、沙羅ちゃんの大きさはどうなのか、という僕の印象はあります」と話した。
また測定方法が従来と異なっていたという趣旨の発言を高梨がしていたことについても触れ、「測定する際に同性の検査官じゃないといけないんですけど、異性がいたという話もあるし、それも本来はあってはならない」と話した。
今大会ではほかにも、判定など巡って問題が起きている。竹内は「4年に一度のオリンピックでこういうことが起こるというのは悲しい気持ちになりますね、選手として。テクノロジーが発展しているのでそういうのを導入するとか。問題になっているのは、主観とか人の目というところなので、そこは一律にしない限り」と、改善を訴えていた。
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