逆転のカーリング女子 ROCも破り3連勝!涙の抱擁 鈴木「本当につらかった」

 ロシアに勝利して喜ぶロコ・ソラーレ(撮影・堀内翔)
 ロシア戦の第7エンド ストーンを投げる藤沢の右手に書かれた「I am a good curler.I have confidence!」のメッセージ(撮影・堀内翔)
 ロシアに快勝して喜ぶロコ・ソラーレ(撮影・堀内翔)
3枚

 「北京五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本10-5ROC」(12日、国家水泳センター)

 世界ランク7位の日本は、18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが、世界ランク4位のROC(ロシア・オリンピック委員会)に逆転勝ちし、3連勝で通算3勝1敗とした。勝利後はメンバーで抱き合って涙する場面も見られた。日本はこの日の試合を終えた時点で米国と並び2位。韓国が1試合消化が少なく2勝1敗でつけている。トップは4連勝のスイス。

 NHKでの中継内でインタビューに応じたリードの吉田は「勝ったというよりは、最後、アイスに勝ったというか、一番難しくて」とストーンの軌道を左右する氷の状態をつかむのに四苦八苦していたと明かした。セカンドの鈴木はショットがなかなか決まらず苦しんだと振り返りつつ、「本当につらかったんですけど、みんなが助けてくれて、みんなに感謝したいです」と語った。

 サードの吉田知もアイスとの戦いを「気合で押し切ったという感じです」と表現。スキップの藤沢は「チーム全員で勝ち取った勝利だと思います」と語った。

 日本は1-2で迎えた第3エンド、有利な後攻ながらROCに2点のスチール(先攻チームが得点すること)を許す。後攻で迎えた第5エンドでは一挙3点を狙える形を作りながら、チャンスを生かせず1点にとどまった。

 “もぐもぐタイム”はゼリー飲料で軽めに済ませた。先攻の第6エンドを相手の1点に抑えると、第7エンドで藤沢が大量点を狙える局面で最終投を決めて一挙3点を獲得。5-5の同点に追いついた。

 流れを引き寄ると、日本が先攻の第8エンドは、最後の局面で日本が多くのストーンをハウス内に残すことに成功。相手の最後の1投にミスが出て日本がナンバーワンをとり1点をスチールした。

 日本の先攻が続く第9エンドはハウス内に多くストーンが残る展開で、ナンバーワンが日本の状態でROCが最終投。複数のストーンをはじいて日本のナンバーワンをずらそうとしたが失敗し、日本が1点をスチールした。

 最終第10エンドも、的確に相手ストーンをはじき出していき、相手に大量点の局面をつくらせなかった。ROCは最終投でも複数残った日本のストーン全てをはじき出すことができず、日本に大量3点が入った。勝利が決まった後は抱き合って涙する様子が見られた。

 12日朝には世界ランク10位のデンマークに劇的な逆転勝利で2連勝。同日夜のROC戦へ、藤沢は「(デンマーク戦は)勝ちはしたけどミスもある試合だった。しっかり食べて、休んで、反省して、気持ち切り替えて臨みたい」と意気込んでいた。

 日本は13日の試合はなく、14日朝に世界ランク9位の中国、14日夜に世界ランク3位の韓国と対戦する。

2022-02-20
2022-02-19
2022-02-18
2022-02-17
2022-02-16
2022-02-15
2022-02-14
2022-02-13
2022-02-12
2022-02-11
2022-02-10
2022-02-09
2022-02-08
2022-02-07
2022-02-06
2022-02-05
2022-02-04
2022-02-03

関連ニュース

北京五輪最新ニュース

もっとみる

    北京五輪 写真ハイライト

    ストーリーを見る
    北京五輪 17日間の熱戦が閉幕 カーリングは史上初の銀 フィギュアエキシビには羽生登場

    北京五輪速報

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス