羽生結弦【一問一答全文】五輪勝利には「まだ成長しなくてはいけない」

 ジャンプの着氷を決める羽生結弦(撮影・堀内翔)
 SPに向けて調整する羽生結弦(撮影・堀内翔)
 リンクを後にする羽生結弦(撮影・堀内翔)
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 「北京五輪・フィギュアスケート男子・SP」(8日、首都体育館)

 羽生結弦が北京入りしてから初めて取材に応じた。会場での公式練習を終え、3度目の五輪には「オリンピックっていう舞台での緊張感は特別」、この日も繰り返し練習したクワッドアクセル(4回転半、4A)の感触も「回転のかけ方も割とやりやすいな」など語った。

 以下、一問一答。

-練習を終えて。

 「すごく集中してできたなと思っています。もちろん、最初の方は緊張感もありましたし、氷の感触との調整みたいな、自分の中での調整みたいなものはちょっとずつありましたけど、最終的には、集中しながら練習出来たと思っているので、いい感覚だったとは思っています」

-4A突き詰めようとしている。

 「もちろん毎日コンディションは変わっていくと思いますし、まだここにきて1回目の練習だったということもあって。まだ思い切ってやっていないなという感じはあるんですけど、少しずつここでも成長できるようにしていければいいと思います」

-全日本から力を入れたことは。

 「4Aの練習はかなりやってきました。やっぱり難しいなとおもいながらやっていますけども、やっぱりどうしても達成したい目標でもありますし、自分自身がこのオリンピックで上に行くためには絶対に必要だと思っているので。頑張ります」

 -3度目の五輪、違いはありますか。

 「今までのオリンピックは、自分が練習してきたこととか、今までしっかり降りてきたものとか、そういうものを出し切れば勝てるみたいな感覚でやっていましたけど、今回はまだ成長しなくてはいけないところがある状態での試合なので、ある意味、全日本でもそうでしたけど、やっぱりオリンピックっていう舞台での緊張感は特別だなと思いながらやっています」

-4A成功は。

 「まだ成功していないです。取りあえず、でも、こっちきて、感触としてはかなり、浮きもいいですし、回転のかけかたも割とやりやすいなと思いながら、今日やっていたので、まずは回転しきりたいですね」

 -団体戦から刺激は。

 「刺激っていうよりも、リンク、すごく良さそうだなと思ってやっていました」

 -SPへ。

 「ショートは、自分自身の中でも冷静に考えて4A、4Aというのはすごい考えてしまうのですけど、ショートはショートなので。ショートにもすごく愛情を持って。まずショートに向けてできることを一つずつ積み重ねたいなと思います」

 -不在のブライアン・オーサーコーチについて。

「ブライアンコーチにも、ジスランコーチにも、トレーシーコーチにもすごくよく見てもらってます。彼自身にも僕のルーティンを大切にしてくれたという形です」

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