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羽生、最後も最高の笑顔 金メダルは「今までの人生の中で、一番幸せな瞬間」 

 閉会式の入場行進中にピースサインを見せる羽生結弦(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・閉会式」(25日、平昌五輪スタジアム)

 第23回冬季五輪平昌大会は25日夜、韓国北東部・平昌の五輪スタジアムで閉会式が行われ、閉幕した。金4、銀5、銅4と史上最多13個のメダルを獲得した日本は、フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を成し遂げた羽生結弦(23)=ANA=ら選手、役員合わせて130人が出席。この日行われたエキシビションでも観客を盛り上げ、MVP級の活躍を見せた“氷上のプリンス”は夢舞台を満喫し、2度目の五輪を終えた。

 いてつく寒さの平昌の地に、輝く笑顔を刻み込んだ。羽生は日本選手団の一員として笑顔で行進。日本選手団として金メダル第1号となった今大会の主役は、顔の前で四方に手を振りながら爽やかな笑顔を振りまき、他選手の写真撮影にもポーズを取って応じるなど、五輪でしか味わえない空気感を満喫した。ボランティアスタッフの振り付けに合わせて一緒に踊る場面もあった。

 羽生は閉幕にあたり、日本オリンピック委員会(JOC)を通じてコメントを発表。「今までの人生の中で、一番幸せな瞬間をいただきました。ただ前を向き、頂点だけを見て過ごしてきた日々が全て報われたと思います。アスリートの一人として、この金メダルに誇りを感じています。フィギュアスケートのファンではない方々も含め、たくさんの応援をいただきました。その応援の力が私の演技を最後まで支えてくださったと心から思っています。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を残した。

 氷に乗り始めたばかりの1月。まだ1回転ジャンプしか跳べなかったにもかかわらず、羽生はANAスケート部の城田憲子監督に「僕はどんなことがあってもやる。絶対に勝つ」と語ったという。その言葉を見事現実とした、この2度目の五輪。1度目とはまた違う、特別な思いで臨んだ夢舞台だった。

 「オリンピックチャンピオン」とコールされて大トリで登場したこの日のエキシビションでは、「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」の柔らかなメロディーに乗って優雅に白鳥を表現し、会場を“ユヅワールド”に引き込んだ。フィナーレでは、誰よりもノリノリでダンス。後の記念写真では、他国の選手に持ち上げられるなど、エキシビションならではの雰囲気を満喫した。最後は両手を口元にあて、「ありがとうございました~!!」と叫び、五輪のリンクに別れを告げた。

 冬季五輪では日本史上最多13個のメダルを獲得した今大会。2020年東京五輪にもつながる17日間となった。その中心には羽生がいた。最高の笑顔に包まれながら、冬の祭典は幕を閉じた。

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