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坂本花織「4年後はパーフェクトに」 ライバルとかなえた初五輪ホロ苦6位

 満足のいく演技ができず苦笑いする坂本花織(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・フィギュアスケート女子・FS」(23日、江陵アイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の坂本花織(17)=シスメックス=は136・53点をマークし、合計209・71点で6位だった。今季大きく飛躍した17歳は「やりきった」と充実感を漂わせつつ、4年後の北京五輪に思いをはせた。

 “五輪ロード”を駆け抜けてきた坂本のゴールは少しだけホロ苦かったが、この数カ月の成長の跡をしっかり証明した。演技終盤の3回転ループで着氷が乱れたが、その他はほぼミスなく演じ切り、うれしさと悔しさとが入り交じった複雑な笑顔でフィニッシュ。「やりきった。五輪は長かったようで早かった」と、まだどこか夢見心地に振り返った。

 夢舞台への軌跡は、昨季の四大陸選手権女王で、ともに中野園子コーチの指導を仰ぐ三原舞依の存在あってこそだった。三原が8歳でスケートを始めたとき「白い上着で、一人だけビュンビュンすごかった」と目を奪われたのが既にスケートを始めていた坂本だった。負けず嫌いな三原はあっという間に技を習得。ダブルアクセルを自分よりも先に決められ、坂本は初めて悔しさを知った。「初めて勝ちたい人ができた」。そこから2人は抜きつ抜かれつ。切磋琢磨(せっさたくま)し、支え合いながら成長を遂げた。

 プライベートでは大の仲良し。遊びに行けばおそろいの物を買い、誕生日にはプレゼントを贈り合う。坂本の五輪出場が決まったときには「一緒に練習してきた仲間が五輪に出てうれしい」と言ってくれた。親友でありライバル。「舞依ちゃんがいなかったらここまで来れていない。トリプルジャンプも跳べていなかったと思う」と坂本は感謝する。

 試合前には三原から「中身は内緒だけど、面白いムービー」が届き「緊張をほぐしてくれた」という。帰国したら「五輪はとりあえず緊張がヤバイ」と伝えるつもりだ。「次は自信を持って臨めると思う。4年間やりこんで、SPもフリーもパーフェクトにしたい」。雪辱は4年後、今度は二人でかなえにくる。

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