カー娘 韓国と死闘も延長の末、力尽きる 英国との3位決定戦へ

試合後、韓国の選手と握手を交わす藤沢五月(中央)(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・カーリング女子・準決勝、日本7-8韓国」(23日、江陵カーリングセンター)

 1次リーグを5勝4敗の4位で突破したLS北見の日本は準決勝で延長の末、地元・韓国に7-8で敗れた。前半から劣勢を強いられた日本は最終エンドで追いつく驚異的な粘りを見せたが、延長で力尽きた。日本勢初となるメダルをかけて24日の3位決定戦で英国と対戦する。

 相手の好ショットのたびに割れんばかりの大歓声が起きる完全アウェーの中、第1エンドで先攻の日本はいきなり3点を失う苦しいスタートとなった。しかし、第2エンドでスキップの藤沢五月(26)が魅せた。藤沢が最後に投じた1投は、相手のガードをかすめるようにしてかわすとナンバー1の位置へ。すでにナンバー1を持っていた日本が1、2を占めて2点を返した。

 日本が再び先攻となった第3エンドは、韓国のミスに助けられて、最少失点に抑えた。後攻となった第4エンドで日本は1点を返して、3-4とした。

 前半最後となった第5エンド。再び先攻の日本は、ダブルテイクアウトを狙った藤沢の最後の1投がミスショットとなり、2点を失って、3点のリードを許して折り返した。

 前半3-6とリードを許した日本は有利な後攻で迎えた第6エンドはスチールの危機を迎えながら、1点を奪い、2点差に詰め寄った。

 第7エンドは韓国に無得点となるブランクエンドに持ち込まれた。日本は続く先攻の第8エンドで、ハウスを通過するミスショットなどが響いて1点を失い、差を広げられた。

 第9エンド。最低でも複数点が必要となった日本は藤沢が最後のショットで、韓国のナンバー1をはじき出し、日本がナンバー1、2をゲット。6-7と1点差に追いすがった。

 最後の第10エンド。先攻の日本は追いつくにはスチールが必要。残り1投となった韓国のスキップ・金ウンジョンのミスショットを誘って1点を挙げ、土壇場で追いついた。

 延長の第11エンドに持ち込んだ日本はまたも不利な先攻。最後まで日本は韓国にプレッシャーを与えたものの、韓国の金ウンジョンのラストショットがナンバー1につけ、惜しくも決勝進出を逃した。

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