羽生が連覇!同門のハビエルと抱き合い涙 銀・宇野とワンツー

演技を終え、歓喜の表情を見せる羽生結弦=江陵(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・フリー」(17日、江陵アイスアリーナ)

 羽生結弦(23)=ANA=が合計317・85点、フリー206・17点で金メダルを獲得した。48年サンモリッツ大会、52年オスロ大会を制したリチャード・バットン氏(ディック・バトン氏、米国)以来、66年ぶりとなる偉業を成し遂げた。今大会の日本選手団金メダル第1号で、日本の冬季五輪通算で11個目の「金」となった。宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=がフリー202・73点、合計306・90点で銀メダルに輝き、日本勢のワンツーフィニッシュとなった。銅メダルはハビエル・フェルナンデス(スペイン)が305・24点で獲得した。

 冒頭、注目の4回転サルコーを美しく降りると、続く4回転トーループも着氷。空気を作り上げた。スピン、ステップを経ての4回転サルコー-3回転トーループも降りた。

 4回転トーループからの3連続ジャンプは1本目で開いてしまったが、その後の2連続ジャンプを3連続にしてリカバー。スタミナが心配された終盤も3回転ループを降り、3回転ルッツをなんとか踏ん張った。演技終了後は大歓声の中、雄たけびを上げた。

 優勝が決まった瞬間に涙で目を真っ赤にした羽生。表彰式前でも同門のフェルナンデスと抱き合い涙しながら健闘をたたえ合った。表彰台の一番高い位置に立つとガッツポーズ。音楽のブレイク(途切れるタイミング)に合わせて決めポーズを取り、ちゃめっ気たっぷりに笑顔を見せた。

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