カーリング男子、強豪ノルウェーに競り勝つ 日本勢初の4強進出へ好発進

 「平昌五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本6-4ノルウェー」(14日、江陵カーリングセンター)

 男女の1次リーグが始まり、男子はSC軽井沢クの日本が世界ランキング3位のノルウェーに6-4で競り勝った。日本勢初の4強進出へ大きな白星をつかみ取った。女子はLS北見の日本が米国に10-5で快勝し、白星発進した。1次リーグは男女とも10チームが1回戦総当たりで争い、上位4チームが準決勝に進出する。

 カーリング男子でSC軽井沢クが理想のスタートを切った。元世界王者の格上ノルウェーを撃破。日本勢初の4強進出へ鍵を握る初戦を制し、スキップ両角友(33)は何度もガッツポーズ。「接戦だったけど全員が集中して投げた結果、勝てて良かった」と笑顔を咲かせた。

 同点の第7エンド。「自分がしっかり投げればチームを救えると思っていた」と言う両角友の最終2投を担う1投目が、スーパーショットになった。ハウス(円)外のガードストーンに当て、玉突きで相手の石2個をハウス外へはじき出す。この1投が終盤の貴重な2得点の呼び水となった。

 リード両角公のショット、山口のスイープのほか、サード清水が石の軌道を読む正確さもさえた。2点差だが、内容は快勝だった。

 男子の出場は、両角兄弟らが観戦した1998年長野五輪以来。当時の熱戦に魅了されて大志を抱いたチームが、夢をかなえた平昌で掲げるスローガンは「夢を追い越せ」。大目標のメダルへ、まずは上々の手応えを得た。

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