堀島11位 決勝2回目で転倒…昨年の雪辱ならず

 「平昌五輪・モーグル男子・決勝」(12日、フェニックス・スノーパーク)

 堀島行真(20)=中京大=は11位に終わった。

 8位に終わり「自分はまだ弱い」と反省した平昌五輪のテスト大会から1年。世界選手権2冠と成長を遂げた堀島が「メダル候補」として臨んだ初めての五輪は失意の結果で幕を閉じた。決勝2回目で転倒。6人による3回目に残れなかった。

 9日の予選は5位通過。硬さがあったとみたコーチ陣に「五輪と言ってもW杯と同じ。普段通りやればいい」と声をかけられた。その晩は普段よりも夕食を多く取り、好きなだけ眠って、独特の緊張をリセットしようと試みて大一番を迎えた。

 昨夏は勝負の鍵とみたエア(空中技)を徹底的に磨いた。「(他の選手の)1・5倍は多く跳んだ」。週末は、父で体操経験のある行訓(ゆきのり)さんからつきっきりの指導を受け「ダブルフルツイスト(伸身後方1回宙返り2回ひねり)」の完成度を高めた。

 平昌入りしてから、表情は日を追うごとに勝負師の顔となっていった。技術を高め、精神面も整えて挑んだが、1年前に苦い思いを味わった平昌のコースに、またもはね返された。

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