宮原知子、浜田コーチとの“儀式”できて一安心 おでことおでこ「届いた。よし!」

団体女子SPの演技前に、浜田美栄コーチ(左)と額を合わせる宮原知子=江陵(共同)
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 「平昌五輪・フィギュアスケート団体・女子SP」(11日、江陵アイスアリーナ)

 日本から初の五輪となった宮原知子(関大)が出場し、68・95点で4位につけ、7ポイントを獲得した。得点は自己ベスト(74・64点)に届かず、悔しさをにじませたが、大会前に抱えていた一つの不安が解消された。

 宮原は演技前に浜田コーチとリンクのフェンスを挟んで額をくっつける“儀式”をして演技に臨んでいる。だが、平昌五輪のリンクを囲むフェンスは分厚く、2人が額をくっつけられるか微妙だった。いざ迎えた本番では、しっかりと両手をとりあって額も密着。「届いた。よし!」と送り出してもらえたという。

 宮原は冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループを着氷させると、2本のスピンの後の3回転ループも着氷。ジャンプ3本目の2回転アクセルも降りた。しかし、冒頭のコンビネーションジャンプの両方で回転不足を取られ、出来栄え点が1・20点のマイナスとなった。「ここまで来たからにはしっかり落ち着いて」とアドバイスされた通り、大きなミスはなかったが採点には「ジャンプは自分では大丈夫という感覚だった」と判定との間にズレがあったと振り返った。

 宮原の7ポイントを加えた日本は4位で上位5チームによるフリー進出を決めた。トップは世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(OAR)で81・06点で、世界最高得点を更新した。 団体は男子、女子、ペアのそれぞれショートプログラム、アイスダンスのショートダンスの4種目を終えた段階で、上位5チームがフリーの演技に進める。各種目で1位に10ポイント、2位に9ポイント…と順位に応じたポイントが与えられる。各選手が記録した得点は団体戦の結果には直接は影響せず、順位ポイントで争う。

【団体戦ポイント順位】

(1)カナダ  35

(2)OAR  31

(3)米国   29

(4)日本   26

(5)イタリア 26

==========

(6)中国   18

(7)ドイツ  16

(8)イスラエル13

(9)韓国   13

(10)フランス13

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