水谷、卓球シングルス日本人初のメダル「夢かなえられた」

 男子シングルスの表彰式で、笑顔で銅メダルを手にする水谷隼=リオデジャネイロ(共同)
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 「リオ五輪・卓球男子シングルス・3位決定戦」(11日、リオ中央体育館)

 水谷隼(27)=ビーコン・ラボ=が、ウラジミール・サムソノフ(ベラルーシ)を、4-1(11-4、11-9、6-11、14-12、11-8)で破り、日本男子初、シングルスとしては男女通じて日本人初のメダルとなる銅メダルを獲得した。

 勝利の瞬間、水谷は両手でガッツポーズを作り、雄たけびを上げながら仰向けに倒れ込んだ。水谷は「僕が卓球を始めたときからの夢だったので、かなえられて本当にうれしい。きょう負けたら一生後悔するので、死にたくなると思ったので、絶対負けたくないと頑張りました」と興奮気味に話した。

 団体戦へ向け、「自分の夢がかなったので、団体戦では皆さんの夢をかなえたいです」と次なるメダル獲得を見据えた。

 第1ゲームを簡単に奪い、幸先いいスタートを切った水谷。続く第2ゲームは点の取り合いとなったが、8-9からの38回にも及んだ長いラリーを制すと、そのまま押し切った。

 第3ゲームはサムソノフの反撃にあって落としたものの、大接戦となった第4ゲームを14-12で奪い返し、銅メダルへ王手をかけた。

 第5ゲームは0-2から5ポイント連取して波に乗ると、このゲームも制して悲願のメダルを獲得した。

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