中島、希望つなぐ同点弾も「すごく悔しい」
「リオ五輪・サッカー男子・1次リーグ、日本2-2コロンビア」(7日、アマゾニア・アリーナ)
負ければ1次リーグ敗退が決まる試合で、日本の希望をつなぐ同点ゴールをMF中島翔哉(FC東京)が決めた。1-2で迎えた後半29分、中盤からGKの位置を見極めてカーブをかけたシュートをねじ込んだ。
先に2点を失う苦しい展開だったが、後半22分に浅野のゴールで1点を返すと、中島が持ち前の技術を発揮した。
中盤でボールをキープすると、約25メートルの位置から右足を振り抜いた。カーブがかけられたループシュートは相手GKを超え、バーにはね返ってゴールイン。自力での1次突破はなくなったとはいえ、希望をつなぐ得点だった。
「勝つしかなかったのでシュートを打っていかないといけないと思っていましたし、試合前からそれは意識していたので打ちました」と積極的に放ったシュートを振り返った中島。スウェーデンとの第3戦へ「すごく悔しいですけど、観客を味方につけることができたので、次もそういうサッカーをできるようにしたいと思います」と、観衆をひきつけて勝つことを目標に掲げた。
1次リーグ突破についても「勝ち上がれるかどうかはほかの結果にもよりますけど、自分たちは精いっぱい頑張るしかないですし、この舞台を本当に楽しみたいと思います」とベストを尽くすことを強調した。