女子52キロ・中村が銅メダル 2大会ぶりのメダル「悔しい」

銅メダルを手に笑顔の中村美里=リオデジャネイロ(撮影・棚橋慶太)
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 「リオ五輪・柔道女子52キロ級・3位決定戦」(7日、カリオカアリーナ2)

 3度目の五輪出場となった中村美里(三井住友海上)は、地元・ブラジルのミランダを延長戦の末に破り、銅メダルを獲得した。

 互いにポイントが取れないまま、ゴールデンスコア方式の延長戦へ突入。一進一退が続いたが、最後は大内刈りで有効のポイントを奪い、北京五輪以来の銅メダルを獲得した。

 試合後のインタビューで中村は「金メダルが欲しかったので、悔しい思いです」と話し、その顔に笑みはなかった。悲願の金メダルを逃し、3位決定戦での戦いについては「苦しい試合でしたけど、何とか諦めずに戦いました」と振り返った。

 会場で応援する両親の話題を振られると、「ロンドンでは(初戦敗退で)1回しか見せられなかったので、少しでも多くの試合を見せたかった…」と話すと、あふれる涙を柔道着でぬぐった。

 2大会ぶりに表彰台に上がった中村は「悔しさがあります。やっぱり金メダルが欲しいな、と思いました」と悔しさをにじませながらも、左ひざ十字靱帯の手術などを乗り越えて手にしたメダルとあって、「色んな経験をして取ったメダルなので、大事にしたいです」と少しだけ柔和な表情を見せた。

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